相談援助における「個人」と「環境」をめぐる諸説に関する次|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 46 : 
相談援助における「個人」と「環境」をめぐる諸説に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
ジャーメイン(Germain,C,)らは,生態学の視点を用いて,個人に焦点化した適応概念について説明した。
2
ホリス(Hollis,F,)は,パーソナリティの発達を目指して,個人と社会環境との間を個別に意識的に調整することについて論じた。
3
パールマン(Perlman,H,)は,役割概念を用いて,役割ネットワークのなかで生成している存在として個人をとらえた。
4
バートレット(Bartlet,H,)は,人間にとってふさわしい場所の質は,その人の願望,能力,自信,環境の資源の機能によって決定されるとした。
5
ゴスチャ(Goscha,R,)らは,社会生活機能の概念を,環境からの要求と個人が試みる対処との交換及び均衡に焦点化してとらえた。
解説

3 - 〇 パールマンは、心理社会的アプローチと機能的アプローチの折衷アプローチである、問題解決アプローチを提唱し、その中で利用者を「社会的に機能する主体的存在」ととらえている。問題解決アプローチは動機づけ、能力、機会といった枠組みで構成されている。