事例を読んで,Dスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 34 : 
事例を読んで,Dスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)による助言として,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事例〕小学校2年生のE君(7歳)は,授業中に教室内を歩き回ることが頻繁にある。担任がE君の離席を注意すると,E君はパニックを起こし,泣き叫びながら教室の外に飛び出してしまう。授業の進度も大幅に遅れていることから,複数の保護者から担任の交代を求めるクレームが校長に寄せられている。校長は,教育委員会にスクールソーシャルワーカーの派遣を要請し,助言を求めることとした。Dスクールソーシャルワーカーは学校を訪問し,授業観察を行った。
1
校長に対して,E君を転校させる必要性があると助言する。
2
校長に対して,保護者からのクレームは気にする必要がないと助言する。
3
校長に対して,個別的な対応をするため,特別支援教育支援員配置の必要性があると助言する。
4
E君の担任に対して,E君の指導を厳格にするよう助言する。
5
E君の保護者に対して,家庭でのしつけを徹底するように助言する。
解説

児童本人の意思を尊重する、という視点で考えるのが望ましい問題。転校や厳しいしつけ、指導を促すなどは適切ではなく、個別的な対応を行うことや特別支援教育支援員配置の必要性を検討することが望ましい