「成年後見関係事件の概況(平成28年1月~12月)」(最|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 40 : 
「成年後見関係事件の概況(平成28年1月~12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)に示された、成年後見制度の最近の動向に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 (注)1「成年後見制度の利用者」とは、後見開始・保佐開始又は補助開始の審判がされ、現に成年後見人等による支援を受けている成年被後見人、被保佐人、被補助人及び現に任意後見契約が効力を生じている本人をいう。 2「成年後見関係事件」とは、後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事件をいう。 3「成年後見人等」とは、成年後見人、保佐人、補助人のことである。 4「終局事件」とは、終結した事件のことである。
1
「成年後見制度の利用者」は、約20万人である。
2
「成年後見関係事件」の申立件数は、約10万件である。
3
「成年後見人等」と本人との関係をみると、親族が「成年後見人等」に選任されたものが全体の約60%である。
4
「成年後見関係事件」の「終局事件」のうち、鑑定を実施したものは、全体の約半数であった。
5
成年後見開始の申立ての動機としては、介護保険契約締結のためが最も多い。
解説

1 - ○ この選択肢は適切です。

2 - × 「成年後見関係事件」の申立件数は約3万5000件。

3 - × 親族(配偶者、親、子、兄弟姉妹及びその他親族)が「成年後見人等」に選任されたものは約28%。

4 - × 鑑定を実施したものは全体の約9.2%。

5 - × 成年後見開始の申立ての動機は「預貯金等の管理・解約」が最も多い。