事業用自動車の日常点検基準についての次の記述のうち、走行|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 6 : 
事業用自動車の日常点検基準についての次の記述のうち、走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に点検を行えばよいとされているものを2つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
タイヤに亀裂及び損傷がないこと。
2
バッテリの液量が適当であること。
3
原動機のファン・ベルトの張り具合が適当であり、かつ、ファン・ベルトに損傷がないこと。
4
ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキの効きが十分であること。
解説

1. × 道路運送車両法第47条の2第1項により、事業用自動車の使用者は、灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならないが、その実施時期は原則として「1日1回、その運行の開始前」である(同条第2項)。タイヤに亀裂及び損傷がないことも、かかる運行開始前に点検すべき事項に含まれる(自動車点検基準別表第1)。

2. ○ バッテリ-の液量が適当であることは、自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に点検すればよい(自動車点検基準別表第1)。

3. ○ 原動機のファン・ベルトの張り具合が適当であり、かつ、ファン・ベルトに損傷がないことは、自動車の走行距離、運行時の状態から判断した適切な時期に点検すればよい(自動車点検基準別表第1)。

4. × ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキの効きが十分であることは、原則どおり「1日1回、その運行の開始前」に点検すべき事項である(自動車点検基準別表第1)。