贈与税の配偶者控除に関する次の記述のうち、最も不適切なも|2級FP問題集

2級FP

Q 52 : 
贈与税の配偶者控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
配偶者から居住用不動産の贈与を受け、贈与税の配偶者控除の適用を受けるためには、贈与があった日において贈与者との婚姻期間が20年以上なければならない。
2
配偶者から居住用不動産の贈与を受け、贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合、贈与税の課税価格から基礎控除と合わせて最高2,110万円を控除することができる。
3
配偶者から居住用不動産(相続税評価額1,500万円)の贈与を受け、贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合、贈与税の配偶者控除の限度額に満たない金額については、翌年以降に繰り越すことができる。
4
配偶者から居住用不動産の贈与を受けて贈与税の配偶者控除の適用を受け、その贈与があった日から3年以内に贈与者が死亡した場合であっても、贈与税の配偶者控除により控除された金額は相続税の課税価格に算入されない。
解説

1-○ 本文の通り。贈与税の配偶者控除を受けるには婚姻期間が20年以上(1年未満の端数は切捨てとされる)必要である。

2-○ 贈与税の配偶者控除が最高2,000万円+贈与税の基礎控除110万円を併用できる。

3-× 贈与税の配偶者控除は一度しか受けられないことに注意。限度額の控除を受けていないからといって翌年以降に繰り越すことは不可能である。

4-本文の通り。