中小企業の資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なも|2級FP問題集

2級FP

Q 70 : 
中小企業の資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
手形借入は、企業が借入金額を額面とする金融機関宛の約束手形を差し入れることで金融機関から融資を受けて資金を調達する方法である。
2
ABL(アセット・ベースト・レンディング)は、企業が保有する売掛債権を期日前に売却することにより資金を調達する方法である。
3
公募増資は、不特定多数の投資家を対象として、企業が株式を発行して資金を調達する方法である。
4
少人数私募債は、親族、知人、取引先などの縁故者(50人未満)を対象として、企業が社債を発行して資金を調達する方法である。
解説

1-○ 手形借り入れは信用取引の1つであるため、金利は高い。

2-× ABL(アセット・ベースト・レンディング)とは、企業の売掛金等の債権、在庫等の資産を担保として融資を受ける資金調達方法である。期日前に資産を売却するわけではない。

※ABLは動産・債権担保融資とも呼ばれる。

3-○ 本文の通り。なお、公募増資は、会社の資本を充実させ、財務内容を健全化させることが出来る反面、既存の株主にとっては1株あたりの利益が希薄化するなどのデメリットがあることに注意。

4-○ 本文の通り。