建築物の構造材として用いられる鋼材に関する次の記述のうち|二級建築士問題集

二級建築士

Q 73 : 
建築物の構造材として用いられる鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
鋼材は、炭素含有量が多くなると、硬質になり、引張強さが大きくなる。
2
鋼材の降伏点は、温度が300~400℃程度で最大となり、それ以上の温度になると急激に低下する。
3
建築構造用耐火鋼(FR鋼)は、一般の鋼材よりも高温時の強度を向上させ、600℃における降伏点が常温規格値の2/3以上あることを保証した鋼材である。
4
鋼材は、通常、伸びと絞りを伴って破断(延性破壊)するが、低温状態や鋼材に切欠きがある場合に衝撃力がかかると脆(ぜい)性破壊しやすくなる。
5
鋼を熱間圧延して製造するときに生じる黒い錆(さび)(黒皮)は、鋼の表面に被膜を形成するので防食効果がある。
解説

1 - ○

2 - × 鋼材の降伏点は温度が高くなるにつれて低下する。

3 - ○

4 - ○

5 - ○