窓又は扉等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ|二級建築士問題集

二級建築士

Q 17 : 
窓又は扉等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
一戸建住宅の車庫において、防犯と採光のため、グリルシャッターを設けた。
2
小学校において、出入口をガラス張りにするに当たって、安全性を考慮して、強化ガラスを用いた。
3
集合住宅において、共用廊下の通行の妨げとならないように、各住戸の玄関前にアルコーブを設けて、玄関扉を外開きとした。
4
一戸建住宅において、一方を片引き、他方をはめ殺しとした外窓の場合、雨仕舞を殺しとした外窓の場合、雨仕舞を考慮して、片引き部分を屋内側に設けた。
5
飲食店において、客用の出入口を、タッチスイッチ式の自動ドアとした。
解説

正解は4

1-○グリルシャッターはシャッター面が格子状になっており、シャッターを閉めても内部が見通せるため、採光や照明による視認性が高まり、防犯や意匠等を考慮する場合に適している。

2-○強化ガラスは通常のガラスと比べ3~5倍の強度があり、破損した場合に全体が小さな粒状になる。

3-○設問通り、アルコーブを設けると玄関ドアを外開きにしても共用廊下の通行の妨げにならない。

4-×雨水が室内に浸水するのを防ぐために片引きを屋外側、はめ殺しを屋内側に設ける。

5-○飲食店の場合自動ドアではなくタッチスイッチ式とすることで無用な開閉を防ぐことができる。