高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の各部寸法等に関す|二級建築士問題集

二級建築士

Q 18 : 
高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の各部寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
廊下の手摺は、直径を35mmとし、手摺と壁面とのあき寸法を40mmとした。
2
階段の手摺の端部は、上下階で水平に300mm延ばし、壁面側に曲げた。
3
洋式便所の手摺の直径は、横型手摺に比べて、縦型手摺を細くした。
4
エレベーターかご内の車椅子使用者用操作盤の位置は、床面から操作盤中心までの高さを1,300mmとした。
5
車椅子使用者に配慮し、記帳などを行う受付カウンターの上端の高さを、床面から720mmとした。
解説

正解は4

1-○設問通りの寸法設定が適当である。

2-○階段手摺の端部は約300mm以上の余長をとり邪魔にならないように曲げ処理することが望ましい。

3-○洋式便所の縦型手摺は上下移動ができるよう横型手摺より径を細くする事が望ましい。

4-×車いす使用者が利用するEVの押ボタンの高さは1000mm程度が適当である。

5-○車いす使用者が利用するカウンター高さは700mm程度としカウンター下部に高さ600mm奥行450mm程度のクリアランスがあると記帳等の動作が容易になる。