二級建築士
Q 87 :
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
釘接合及びボルト接合において、施工時の木材の含水率が20%以上の場合には、接合部の許容耐力を低減する。
ボルト接合においては、一般に、接合部が降伏する前に、木材に割裂、せん断、引張り等によって脆(ぜい)性的な破壊が生じないようにする。
大入れ蟻掛けは、断面が大きい梁・桁などの横架材を、材軸方向に継ぐ場合に用いられる。
ドリフトピン接合において、先孔の径は、ドリフトピンと先孔との隙間により構造部に支障をきたす変形を生じさせないため、ドリフトピンの径と同径とする。
同一の接合部に力学特性の異なる接合法を併用する場合の許容耐力は、一般に、個々の接合法の許容耐力を加算して算出することはできない。
解説
1 - ○
2 - ○
3 - × 大入れ蟻掛けは、直角に取り合う材の先端に蟻ほぞを付けはめ込む仕口のことで、土台の仕口に使う。設問の説明は、追掛大栓継のことである。
4 - ○
5 - ○