関節とその形状の組合せについて正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 51 : 
関節とその形状の組合せについて正しいのはどれか。
1
肩関節   鞍関節
2
肘関節   球関節
3
上橈尺関節   車軸関節
4
橈骨手根関節   平面関節
5
母指CM関節    蝶番関節
解説

1-× 肩関節・股関節は多軸性の球関節である。関節窩が浅いために運動自由度が高い。鞍関節は2軸性関節であり、母指手根中手関節が該当する。

2-× 肘関節(腕尺関節)・指節間関節は1軸性の蝶番関節である。蝶番関節の中で腕尺関節と距腿関節は運動がらせん状になるらせん関節である。

3-○ 上橈尺関節・正中環軸関節は1軸性の車軸関節である。車軸関節は関節頭が運動軸となって関節窩に沿った回旋が行われる。

4-× 橈骨手根関節・環椎後頭関節は2軸性の楕円関節である。平面関節は2つの関節面が平面で滑走運動が行われ、椎間関節・仙腸関節・楔舟関節が該当する。

5-× 母指CM関節は大菱形骨と第1中手骨が作る典型的な鞍関節である。運動軸は2軸性で、他の手根中手関節から独立しており、可動域が広い。