眼振がみられる患者の体幹筋の協調運動障害に適応となるのは|理学療法士問題集

理学療法士

Q 28 : 
眼振がみられる患者の体幹筋の協調運動障害に適応となるのはどれか。
1
Epley法
2
Klapp体操
3
Böhler体操
4
Frenkel体操
5
rhythmicstabilization
解説

1-× エプリー法は良性発作性頭位めまい症の治療に用いられる。めまいは頭位が変わることで内耳の耳石が動くためにおこるため、耳石を元に戻す目的で行われる。

2-× クラップ体操は側弯症の治療に用いられる。匍匐(ほふく)運動により脊柱の彎曲を改善させる。

3-× ベーラー体操は脊椎圧迫骨折後に行われる。脊椎の伸展運動を行い、筋力強化を図る。

4-× フレンケル体操は小脳性の運動失調改善を目的とした治療法である。床に印をつけ、それを見て踏みながら歩くといった方法で、運動失調を改善させる。視覚による代償が大きい。

5-◯ リズミックスタビリゼーションはバランス能力の改善や関節の安定性を図る、PNFのひとつである。関節運動を伴わず、主動筋と拮抗筋を交互に等尺性収縮させる。