頸髄損傷(第5頸髄まで機能残存)患者が獲得できる機能で正|理学療法士問題集

理学療法士

Q 34 : 
頸髄損傷(第5頸髄まで機能残存)患者が獲得できる機能で正しいのはどれか。
1
自己導尿ができる。
2
ズボンの着脱ができる。
3
自助具なしで食事摂取ができる。
4
ノブ付ハンドリムの車椅子を操作できる。
5
トランスファーボードを使ってベッドから車椅子へ移乗できる。
解説

1-× 自己導尿が出来るようになるのは男性がC6、女性がC8レベルである。自己導尿にはつまみ動作が必要となる。

2-× ズボンの着脱はC6残存レベルで可能となる。

3-× 自助具なしでの食事はC7残存レベルで自立可能となる。C5残存レベルではBFOのような上肢支持装着を使用した食事動作が可能である。

4-◯ ノブ付ハンドリムの車椅子操作が可能となるのは、C5残存レベルである。実用的な車椅子駆動が可能なレベルはC6残存レベルである。

5-× トランスファーボードを使用したベッドから車椅子への移乗(側方移乗)にはプッシュアップ動作が出来る必要があり、C7残存レベルで可能である。縦移動はC6残存レベルで可能である。