健常成人が歩行速度を上げた場合の変化で正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 474 : 
健常成人が歩行速度を上げた場合の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
歩隔の拡大
2
歩行率の増加
3
重複歩距離の増加
4
両脚支持期の延長
5
重心の左右移動の増加
解説

1-× 歩隔とは、左右の足の踵中心を通る進行方向に平行な線の幅をいう。歩行速度の増加に伴い、歩隔は狭くなる。

2-◯ 歩行率(ケイデンス)とは、単位時間内の歩数のことである。歩行速度の増加に伴い、ケイデンスは増加する。

3-◯ 重複歩距離とは、一側下肢において踵接地から再び踵が接地するまでの距離をいう。歩行速度の増加に伴い、重複歩距離は増加する。

4-× 歩行速度が増加すると、両脚支持期は減少し、遊脚期は増加する。

5-× 歩行速度の増加に伴い、重心の左右移動は減少し、上下移動は増加する。