疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 475 : 
疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1
多発性硬化症    脱髄
2
Binswanger    病感染
3
Huntington    病炎症
4
Creutzfeldt-Jakob    病出血
5
Charcot-Marie-Tooth    病虚血
解説

1-◯ 多発性硬化症とは、中枢神経の白質部分に脱髄が多発性におこるものである。痙縮を呈する場合が多い。

2-× ビンスワンガー病は進行性皮質下血管性脳症ともよばれ、慢性的な循環不全により大脳白質がびまん性の脱髄をおこし、歩行障害や認知機能障害を呈する疾患である。

3-× ハンチントン病とは、線条体の萎縮により、くねくねと踊る舞踏運動(不随意運動)を呈する疾患である。常染色体優性遺伝である。

4-× クロイツフェルト・ヤコブ病とは、脳に異常プリオン蛋白が溜まり、感染性に生じる疾患である。脳組織の変性を呈するが、出血は生じない。

5-× シャルコー・マリー・トゥース病とは、運動神経・感覚神経に多発性のニューロパチーを生じる疾患であり、遺伝性である。脱髄や軸索の障害を生じるが、虚血にはならない。