大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しい|理学療法士問題集

理学療法士

Q 35 : 
大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。
1
立脚相での膝折れの防止
2
立脚相での膝過伸展の防止
3
遊脚相での膝伸展の補助
4
遊脚相での膝屈曲の補助
5
遊脚相での膝過屈曲の防止
解説

1-○ イールディング機構は立脚相制御の動的制御に分類される。階段や坂道を下る際、膝継手に荷重することで膝がゆっくり曲がるようになっている。

2-× 立脚相で膝継手に荷重をかけると膝のダブルニーアクション(二重膝作用)を再現するものに、バウンシング機構がある。

3-× 遊脚相で膝の伸展補助を行うものに、ばねやゴムを使用した伸展補助装置がある。

4-× 遊脚相での膝の屈曲補助を行うには、伸展補助バンドの強さを緩めるなどの方法がある。

5-×遊脚相で膝の過屈曲が起こる原因は、膝継手伸展補助装置が弱い・摩擦が不十分・反動をつけて膝を伸展していることなどが考えられる。伸展補助装置を強くしたり、反動をつけて膝を伸展しないようにする。