Parkinson病のすくみ足を改善させる方法はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 227 : 
Parkinson病のすくみ足を改善させる方法はどれか。
1
足下を注視する。
2
体幹を屈曲する。
3
踵を持ち上げる。
4
一歩目を小さく前に出す。
5
床に引かれた横線をまたぐ。
解説

1-× 足下を見るとすくみ足を呈しやすくなる。少し先を見たり、床に引いた線を見ながら歩くとリズムが取りやすく、すくみ足を解消しやすい。

2-× 体幹を屈曲させると視線が一点に集中しやすく、すくみ足になりやすい。体幹を伸展させるよう促してから歩かせると良い。

3-× 踵を持ち上げるよりも、靴の踵を補高する方が容易に歩行の改善が得られる。

4-× すくみ足の患者は、最初の一歩がなかなか踏み出すことができない。そのような場合、一度足を後ろに引いてから一歩踏み出させる、もしくは大きく一歩を踏み出させると良い。

5-◯ すくみ足は床に引かれた線などで目標を作る視覚的なものと、一定のリズムを作り出すメトロノームのような聴覚的なもので改善しやす