鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当な|一級建築士問題集

一級建築士

Q 81 : 
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
曲げ降伏する梁部材の靱(じん)性を高めるために、梁せい及び引張側の鉄筋量を変えることなく、梁幅を大きくした。
2
柱部材の靱(じん)性を高めるために、コンクリートの圧縮強度に対する柱の軸方向応力度の比が小さくなるように、柱の配置や断面形状を計画した。
3
梁部材のクリープによるたわみを減らすために、引張側の鉄筋量を変えることなく、圧縮側の鉄筋量を減らした。
4
曲げ降伏する柱部材の曲げ降伏後のせん断破壊を防止するために、曲げ強度に対するせん断強度の比を大きくした。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - × 鋼材はほとんどクリープ変形しない。よって圧縮側の鉄筋を増やすことにより、コンクリートが負担する圧縮力を減らし、コンクリートのクリープ変形を小さくする。

4 - ○