免震構造及び制振構造に関する次の記述のうち、最も不適当な|一級建築士問題集

一級建築士

Q 100 : 
免震構造及び制振構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
高さ60mを超える建築物であっても、耐久性等関係規定に適合し、かつ、国土交通大臣の認定を受けた構造方法であれば、免震構造にすることができる。
2
免震構造による耐震改修は、免震装置を既存建築物に設置し、建築物の固有周期を長くすることにより、建築物に作用する地震力を低減し、耐震性の向上を図るものである。
3
制振構造においては、履歴型ダンパーやオイルダンパー等の制振機構を設置することで、地震の入力エネルギーを制振機構に吸収させ、主架構の水平変形を抑制することができる。
4
せん断パネルを鋼材ダンパーとして架構に設置する制振構造は、原則として、せん断パネルは降伏しないように設計しなければならない。
解説

低降伏点鋼を用いたせん断パネルにより、主要構造部材より先にせん断降伏させることで、地震エネルギーを吸収する。