一級建築士
Q 114 :
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接部の受入検査における表面欠陥及び精度の検査は、特記がなかったので、目視による抜取検査とし、溶接の部位や種類ごとにロットを構成し、それぞれのロットから10%に相当する部材数を検査対象としてサンプリングした。
柱に現場継手のある階の建方精度については、特記がなかったので、階高の管理許容差を±8mmとした。
高力ボルト接合において、接合部に生じた肌すきが0.5mmであったので、フィラープレートを挿入しなかった。
鉄骨製作工場については、設計図書に加工能力が国土交通大臣のRグレード以上の認定を受けたものと指定されていたので、Mグレードの鉄骨製作工場とした。
解説
1 - ○ 鉄骨溶接部の外観検査は1ロットから10%抜き取り検査。
2 - × 管理許容差は±5mm、限界許容差は±8mm。
3 - ○ 肌すきが1mmを超えるものはフィラープレートを挿入する。
4 - ○ 工場のグレードはJ、R、M、H、Sの順に高くなる。