木造軸組工法による地上2階建ての既存建築物の耐震性を向上|一級建築士問題集

一級建築士

Q 80 : 
木造軸組工法による地上2階建ての既存建築物の耐震性を向上させる方法として、一般的に、最も効果の低いものは、次のうちどれか。
1
既存の無筋コンクリート造の布基礎に接着系のあと施工アンカーによる差し筋を行い、新たに鉄筋コンクリート造の布基礎を抱き合わせた。
2
1階の床下地材を、挽板から構造用合板に変更した。
3
1階の耐力壁が偏在していたので、2階床組の水平剛性を高めた。
4
屋根葺き材を、日本瓦から住宅屋根用化粧スレートに変更した。
解説

1階の床組へは耐力壁等から力が伝わることはないので、水平剛性を高めても耐震性の向上にはあまり効果がない。