木造軸組工法による地上2階建ての建築物に関する次の記述の|一級建築士問題集

一級建築士

Q 79 : 
木造軸組工法による地上2階建ての建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
2階の床面積が120㎡の建築物において、2階の小屋裏に水平投影面積が20㎡、内法高さの平均が2.1mの小屋裏収納を設ける場合、地震力に対する2階の必要壁量を算出する際の床面積は、2階の床面積に当該小屋裏収納分の20㎡を加えて算出した。
2
構造耐力上主要な柱をやむを得ず柱の所要断面積の1/3を切り欠きしたので、切り欠きした部分における縁応力を伝達できるように金物等により補強した。
3
風圧力に対して必要な1階の耐力壁の有効長さ(必要壁量)は、2階の床面から上部の見付面積に所定の数値を乗じて得た数値以上となるように計画した。
4
構造耐力上主要な柱の小径は、横架材間の垂直距離によらず、座屈を考慮した構造計算によって決定した。
解説

風圧力に対する1階の耐力壁の必要壁量は、1階の床面からの高さが1.35mを超える部分の見付面積に50cm/㎡を乗じた数値以上とする。