一級建築士
Q 31 :
土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
粘性土地盤の床付け面を乱してしまったので、礫・砂質土に置換して締め固めた。
構台杭を引き抜くことが困難であったので、地下水の止水対策を十分に施し、その杭を耐圧版内で切断し、以深を土中に残した。
排水工法を用いる掘削において、地下水位が計画のとおりに低下していることを、ディープウェルのケーシング内の水位により管理した。
切ばり支柱が平面的に切ばりの位置と一部重なってしまったので、切ばり支柱の一部を切り欠いて補強を行ったうえで、切ばりをまっすぐに設置した。
解説
1 - ○ 粘性土の場合、良質土に置換するか、セメントなどによる地盤改良を行う。
2 - ○ 設問のとおり。
3 - × 観測井戸により管理する。ディープウェルのケーシング内の水位はポンプアップにより周辺地盤より低下している。
4 - ○ 切ばり支柱を切り欠いた場合、補強を行う。