一級建築士
Q 140 :
杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉛直荷重が作用する杭の抵抗要素には、先端抵抗と周面摩擦抵抗があり、杭頭に作用する上部構造物の荷重による杭の沈下の発生とともに先端抵抗が先行して発揮され、杭の沈下が増加すると周面摩擦抵抗が発揮される。
地震時に液状化のおそれのある地盤において、杭の水平抵抗を検討する場合には、水平地盤反力係数(単位kN/m3)の値を低減しなければならない。
地下水位の高い敷地に計画する低層建築物に地下室を設ける場合には、浮力が作用するので、杭の引抜き抵抗力の検討が必要となる。
杭先端の地盤の許容応力度を計算で求める場合に用いるN値は、杭先端付近のN値の平均値とし、その値が60を超えるときは60とする。
解説
1 - × 抵抗要素は適当であるが、抵抗が発揮するのが逆である。周面摩擦抵抗が先行し、先端抵抗が発揮される。
2 - ○
3 - ○
4 - ○