図のような平面の木造軸組工法による平家建ての建築物におい|一級建築士問題集

一級建築士

Q 130 : 
図のような平面の木造軸組工法による平家建ての建築物において、建築基準法における「木造建築物の軸組の設置の基準」(いわゆる四分割法)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、図中の太線は耐力壁を示し、その軸組の倍率(壁倍率)は全て1とする。なお、この建築物の単位床面積当たりに必要な壁量は15cm/m2とする。
1
X方向の北側の側端部分の必要壁量は、3mである。
2
X方向の北側の側端部分の存在壁量は、5mである。
3
X方向の北側の側端部分の壁量充足率は、1を超えている。
4
X方向の壁率比は、0.5を超えている。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - ○

4 - × 壁率比の算定は、北、南側の壁量充足率から求める。壁量充足率を算出するに当たり、北・南側の必要壁量を算出。北側の必要壁量=10m×2m×15cm/㎡=3m。北側の側端部分の存在壁量は軸組倍率が1であるため、5mとなる。南側の必要壁量10m×2×15cm/㎡=3m。南側の側端部分の存在壁量は軸組倍率が1であるため、2mとなる。北側の壁量充足率は5m/3m。南側の壁量充足率は2m/3m。X方向の壁率比=(南側壁量充足率)/(北側壁量充足率)=2/5となる。2/5=0.4であり、0.5を超えていない。よって、設問4は誤りである。