一級建築士
Q 66 :
自然エネルギーを利用したパッシブデザインに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
十分な日射が得られる北緯35度の地点において、建築物が受ける日射量は、冬期においては南面が多く、夏期においては水平面・東西面が多いことから、集熱窓を、南面で大きく、東西面で小さくすることが省エネルギー上有効である。
パッシブクーリングの原則は、日射熱の侵入を極力排除したうえで通風を図り、自然エネルギーの利用により室内空気を冷やすことである。
コンクリート躯体を蓄熱体として利用するためには、「外断熱とすること」、「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に当てること」、「コンクリート躯体を直接室内に露出させること」等が有効である。
クールチューブは、外気温が低下する夜間に自然通風を図り、居住者に涼感を与えるとともに、室内の蓄熱体の温度を下げ、翌日の室温上昇を抑える方式である。
解説
1 - ○
2 - ○
3 - ○
4 - × ナイトパージの記述。 一年を通してほぼ一定の温度となる地中熱を利用して地中に通したチューブ内部の空気を夏季は冷却、冬季は加熱し屋外から室内へ供給するシステム。