コンピュータには様々な記憶装置が使用されている。そのうち|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 160 : 
コンピュータには様々な記憶装置が使用されている。そのうち、半導体を利用した記憶装置は処理速度や信頼性に影響を与えるなど、重要な役割を担っている。用途に適した半導体の記憶装置が装備されたコンピュータを選択できるように、その特性を把握しておくことが必要である。半導体を利用した記憶装置の特性に関する記述として最も適切なものはどれか。
1
RISC型プロセッサの主記憶装置はSRAM を使用し、CISC型プロセッサではDDR-SDRAMを使用しているので、RAMを増設する場合はメモリの種類を確認する必要がある。
2
主記憶装置として利用するRAMにはメモリインタリーブに対応したものと対応していないものがあるので、RAMを増設する場合はこの点を確認する必要がある。
3
信頼性が高いコンピュータが必要な場合は、ECCによる誤り訂正機能がついたRAM が装備されたコンピュータを使用することが望ましい。
4
マスクROMは電源を切っても記憶内容が保持され、また、内容の消去や書き込みが可能なので、バージョンアップが必要なBIOS の記憶に向いている。
解説

ア - × 主記憶装置はCISC型、RISC型プロセッサでも、SRAMでなくDRAMが用いられる。

イ - × メモリインタリーブとは、複数のメモリバンクに同時並行で読み書きを行うことにより高速化する手法であり、CPU側で実装する機能である。

ウ - ○ 記述内容の通りである。

エ - × バージョンアップが必要なBIOSの記憶には、内容の書き換えが可能なEEPROMやフラッシュメモリが適している。