次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 新興国市場が拡大|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 49 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 新興国市場が拡大する一方で、国内需要の停滞や取引先の海外移転が進む中、海外展開に対する関心が高まっている。現在のところ、資金、販路、人材、現地情報の確保等が障壁となって、中小企業全体に占める①直接輸出を行う企業(輸出企業)および②海外直接投資を行う企業(直接投資企業)の割合は高くないが、中小企業の海外展開は中長期的に見れば拡大傾向にある。 文中の下線部②について、総務省「2009年経済センサス=基礎調査」に基づき、規模別・業種別の直接投資企業数を見た場合、最も適切なものはどれか。 なお、ここで直接投資企業とは、海外に子会社(当該会社が50%超の議決権を所有する会社。子会社または当該会社と子会社の合計で50%超の議決権を所有する場合と、50 %以下でも連結財務諸表の対象となる場合も含む。)を保有する企業(個人事業所は含まない)をいう。企業規模区分は、中小企業基本法の定義に準ずるものとする。
1
大企業の直接投資企業数は、中小企業の直接投資企業数より少ない。
2
中小卸売業の直接投資企業数は、中小製造業の直接投資企業数より多い。
3
中小小売業の直接投資企業数は、中小卸売業の直接投資企業数より多い。
4
中小製造業の直接投資企業数は、中小小売業の直接投資企業数より少ない。
解説

ア - ○ 正解 記述内容の通りである。

イ - × 中小企業白書P75、2-2-10図より、2009年の中小卸売業の直接投資企業数は1298社、中小製造業の直接投資企業数2869社のため、中小製造業のほうが多い。

ウ - × 中小企業白書P75、2-2-10図より、中小小売業の直接投資企業数は145社、中小卸売業の直接投資企業数は1298社のため、中小卸売業のほうが多い。

エ - × 中小企業白書P75、2-2-10図より、中小製造業の直接投資企業数は2869社、中小小売業の直接投資企業数145社のため、中小製造業のほうが多い。