ある店舗では、日々の売上に大きな変動がなく、需要予測の精|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 75 : 
ある店舗では、日々の売上に大きな変動がなく、需要予測の精度が比較的高い定番商品について、店頭欠品を防ぐために基準在庫を設定したうえで、発注業務を行っている。この店舗で取引先と発注・納品のスケジュールに関する条件を見直す際、発注頻度や発注から納品までのリードタイムを変更したときの影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
発注頻度は変えずに、リードタイムを 3日から 6日に変更した場合、基準在庫を変更前の2倍にすることが必要である。
2
発注頻度を週 3回から週 1回に変更し、リードタイムを 6日から 3日に変更した場合、基準在庫を変更前の半分に減らしても店頭の欠品が増えることはない。
3
リードタイムは変えずに、発注頻度を週 1回から週 3回に変更した場合、基準在庫を変更前より減らすことができる。
4
リードタイムは変えずに、発注頻度を週 3回から週 1回に変更した場合、変更前の基準在庫を維持すれば店頭の欠品を防ぐことができる。
解説

ア - ×基準在庫の増加量は、リードタイムが長期化した3日分増やすことで対応できる。

イ - × 発注頻度を週3日から週1日に変更した場合、基準在庫高を増やさなけれいけない。また、発注リードタイムを短縮しても基準在庫を減らしてはいけない。

ウ - ○ 正解 記述内容の通りである。

エ - × 販売量などが変わらなければ、在庫が不足して欠品する恐れがある。