次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 ①企業の価値連鎖|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 46 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 ①企業の価値連鎖の中の活動にどこまで携わるかによって、垂直統合の程度は異なる。垂直統合は、企業が経済的な取引を管理・統治する重要な方法であるが、企業 によっては活用可能な管理・統治のための選択肢のひとつにすぎない。 企業が経済的な取引を管理する際に実施する統治選択(governance choice)につ いてはオプションを持っているのが通常である。その内容を垂直統合か非垂直統合 かによって大きく 2つに分けた場合、非垂直統合による管理・統治の方法は、さら に逐次契約(sequential contracting)、 ②完備契約(complete contingent claims contracts)、スポット市場契約(spot-market contract)などに分類できる。 文中の下線部①に関する記述として、最も適切なものはどれか。。
1
企業が価値連鎖の中で携わる活動の数は一定で安定する必要があるが、価値連鎖上で高付加価値を生み出している活動は垂直統合に適している。
2
企業が価値連鎖の中で携わる活動の数は一定で安定する必要があるが、清涼飲料水の生産者が独立したフランチャイジーだったボトラーと戦略的な提携を始めるように前方垂直統合を行う例もある。
3
企業が価値連鎖の中で携わる活動の数はその増減から垂直統合度は推測できないが、価値連鎖で統合されている活動に関する情報開示があれば垂直統合度のおおよその見当はつく。
4
自社の境界外に当該事業にかかわる価値創出活動の多くを出している企業は売上高付加価値率が低く、垂直統合度は低いレベルにある。
解説

ア - × 企業が価値連鎖の中で携わる活動の数は一定で安定する必要はない。

イ - × 企業が価値連鎖の中で携わる活動の数は一定で安定する必要はない。

ウ - × 価値連鎖で統合されている活動に関する情報開示があっても、垂直統合度の見当はつかない。

エ - ○ 正解 記述内容の通りである。