次の疾患は、子どもが罹りうる疾患である。このうちヒトから|保育士問題集

保育士

Q 107 : 
次の疾患は、子どもが罹りうる疾患である。このうちヒトからヒトに直接、感染する感染症の組み合わせを一つ選びなさい。A 麻しん B 水痘(みずぼうそう) C 川崎病 D 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) E 糖尿病
1
ABD
2
ACD
3
ACE
4
BCE
5
BDE
解説

A − ○ 麻しんは、接触感染、空気感染、飛沫感染により、ヒトからヒトへ感染する。和語でははしか(漢字表記は同じく「麻疹」の字を当てる)と呼び、一般にはこちらの方が知られている。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現する。

B - ◯ 水痘は、接触感染、空気感染、飛沫感染により、ヒトからヒトへ感染する。典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされている。

C -× 川崎病は、ヒトからヒトへの感染はしない。主に4歳児以下の乳幼児に発症する原因不明の発疹を伴う熱性疾患である。

D - ◯ 流行性耳下腺炎は、飛沫感染によりヒトからヒトへ感染する。耳の下の唾液腺の耳下腺が腫れて痛くなる病気。

E - × 糖尿病は、すい臓のインスリンの作用が低下して血液中のぶどう糖が多くなる疾患である。Ⅰ型糖尿病は子どもに多く、Ⅱ型糖尿病(不健康な生活習慣が原因)は大人に多い。