原始反射とは、生まれながらに備わっている反射で、刺激に対して赤ちゃんが自分の意志とは関係なく反射程に起こす動き。モロー反射、吸啜(きゅうてつ)反射、把握反射、自動歩行(歩行反射)、緊張性頸反射などがある。
A - × 原始反射は、成熟児でもみられる。
B - ◯
C - × 通常生後4ヶ月頃には消失する。首をねじると顔の向いた側の上下肢が伸展し,反対側の上下肢が屈曲する反射である。
D - ◯ モロー反射とは、顔を正面にして寝かせてから頭をささえて少し引き起こし、急に頭部を支えていた手を緩めてみると、赤ちゃんが手を前に突っ張る仕草をすること。通常生後3ヶ月頃までみられ、その後消失する。消失する時期になってもまだあるときは、中枢神経系の異常が考えられる。
E - × バビンスキー反射とは、足の裏をとがったもので踵から爪先にむけてゆっくりとこすると足の親指が足の甲(足背)の方にゆっくり曲がる(拇指現象)、他の4本の指は外側に開く(開扇現象)反射をいう。2歳未満までは普通にみられ、成長とともに消失する。その後もこの反射がみられる場合、脊髄の錐体路(すいたいろ)障害が疑われる。