保育士
Q 109 :
次の文は、新生児の原始反射に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
モロー反射は、仰臥位で頭を持ち上げたあと急に離すと、手足を伸展したあと、抱きつくように屈曲する反射である。
哺乳反射は、口のまわりに何か触れると、その方向に顔を向け、口の中に何か入ると吸啜する反射である。
把握反射は、手のひらに触れた物は強く握り、足の裏に触れた物は握ろうとする反射である。
緊張性頸反射は、仰臥位で頭を一方に向けると、向けたほうの上下肢が伸展する反射である。
新生児にみられる原始反射は、健康な成人にもみられる。
解説
1 - ◯ 適切な記述である。手足を抱きつくように屈曲するモロー反射は、生後4か月ころまで見られる。
2 - ◯ このような哺乳反射は、生後4〜5ヶ月で消失する。
3 - ◯ 把握反射は、生後4〜6ヶ月で消失する。
4 - ◯ 緊張性頸反射は、生後4〜6ヶ月で消失する。
5 - × 原始反射は、次第に消えていく。健康な成人にはみられない。