次のうち、心理的環境要因が主な原因と考えられるものとして|保育士問題集

保育士

Q 18 : 
次のうち、心理的環境要因が主な原因と考えられるものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 反応性愛着障害 B 外傷後ストレス障害 C 広汎性発達障害 D 学習障害 E 精神遅滞
1
A:○ B:○ C:○ D:× E:×
2
A:○ B:○ C:× D:× E:×
3
A:○ B:× C:○ D:× E:○
4
A:× B:○ C:○ D:× E:○
5
A:× B:× C:○ D:○ E:○
解説

A - ◯ 反応性愛着障害とは、人と目を合わせず抱きつく、養育者に近づいたり逃げたり逆らったりするなど、通常では見られない不安定で複雑な行動態様を示す愛着障害の一種である。これらは不安定で不適切な養育によって生じるものとされており、安定した養育環境に置かれるとほとんどの場合大きく改善され、この点において発達障害とは明確に区別される。

B - ◯ 外傷後ストレス障害(PTSD)とは、命の安全が脅かされるような出来事、天災、事故、犯罪、虐待などによって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。

C - × 広汎性発達障害の原因は解明されていないが、遺伝要因の占める割合が大きと考えられている。また、脳の形態の異常の関連も報告されている。

D - ×学習障害の原因は、先天的な脳の機能障害である。

E - × 精神遅延は、染色体異常などの先天的な原因に加え、周産期のトラブルさらに乳幼児期の栄養失調や環境的剥奪、頭部の損傷なども原因になる。