保育士
Q 19 :
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】服が濡れたり、汚れたりするのが嫌いな自閉症のJさん(6歳)。時には、少し濡れただけで泣き叫んだり、自分の手をかんだり、頭を壁に打ち付けたりするほど動揺してしまう。【設問】この子どもに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A Jさんが激しく動揺してしまった時は、Jさんを別室に移し、気持ちが落ち着くのを待つ。B Jさんの服をわざと濡らして、我慢できるようにする。C服が濡れたときのためにJさん専用の乾いたタオルを用意しておき、自分で拭いて対処した時は褒める。D頭を壁に打ち付けている最中に、「頭を打ち付けるのは良くない」とJさんを説得する。
解説
A - ◯ 刺激の少ない別室に移すことは、気持ちの安定や切り替えを促す配慮である。
B - × 不要な動揺を促すため不適切である。
C - ◯ 専用のタオルを用意することは、行動のパターン化につながり適切であり、褒めることも達成感を味わい、自己肯定感を育むことができる。
D - × 興奮状態のときには、相手に伝わらないことが多いため、落ち着きを取り戻すのを待つべきである。