Bさん(60歳,男性)は,先天的に耳が聞こえないろう者で|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 4 : 
Bさん(60歳,男性)は,先天的に耳が聞こえないろう者である。ろう学校入学以後,同じ障害のある仲間とのコミュニケーションが心の支えになってきた。数年前に緑内障(glaucoma)を発症して視覚障害が残り,両眼とも外界の明暗が分かる程度の視力となった。Bさんと円滑なコミュニケーションをとるときの手段として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
触手話
2
筆談
3
点字
4
透明文字盤
5
携帯用会話補助装置
解説

1 - ◯ 触手話とは、話し手が手話を表し、盲ろう者がその手に触れて伝える方法である。ろう学校に通っていたBさんは手話を習熟していると考えられるため、適切なコミュニケーションといえる。

2 - × 「両眼とも外界の明暗が分かる程度の視力となった」とあるので、筆談は難しい。

3 - ×

4 - × 透明文字盤は視線を利用して文字を確定しコミュニケーションを行うものであるので、Bさんは視覚障害もあるため不適切である。

5 - × 携帯用会話補助装置は、入力した言葉を音声または文章に交換する携帯式の装置なので、Bさんとのコミュニケーションには不適切である。