適切な治療をすれば,認知症(dementia)の症状が大|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 83 : 
適切な治療をすれば,認知症(dementia)の症状が大きく改善する可能性がある疾患として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)
2
前頭側型認知症(frontotemporal dementia)
3
血管性認知症(vascular dementia)
4
クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)
5
慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)
解説

1 - × アルツハイマー型認知症は、治療薬が開発され服用すると薬10ヶ月にわたり進行を抑制することができるが、投与を初めて1〜2年くらいたつと効果は減少する。

2 - × 前頭側頭型認知症は、ピック病とも呼ばれ人格の変化が特徴である。あまりにも異常が行動が続くときは、精神科医療施設に入院し、対症療法的な治療が行われることもある。

3 - × 血管性認知症の治療として、原因疾患に対する薬物療法はない。

4 - × クロイツフェルト・ヤコブ病は、急速に進行する認知症の原因疾患であり、発症から半年から一年で死に至る。現在のところ治療法はみつかっていない。

5 - ○ 慢性硬膜下血腫は、簡単な脳手術で血腫を取り除くことができるので、改善することのできる認知症である。