血管性認知症(vascular dementia)と比べ|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 82 : 
血管性認知症(vascular dementia)と比べたとき,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)により多くみられる特徴として,適切なものを1つ選びなさい。
1
発症は女性に多い。
2
上肢や下肢に麻痺がある。
3
症状は階段状に悪化する。
4
感情失禁がある。
5
多発性脳梗塞(multiple cerebral infarction)がある。
解説

1 - ○ 脳血管性認知症は男性(50代~)に多く、アルツハイマー型認知症は女性(30代~)に多い。

2 - × 上肢や下肢に麻痺がある場合は、血管性認知症である。

3 - × 血管性認知症は急性の発症をし、症状は不均一な状態で階段状に進む。

4 - × 感情失禁があるのは、血管性認知症である。他に、うつ状態、せん妄がある。

5 - × 多発性脳梗塞は血管性認知症の特徴である。アルツハイマー型認知症では脳の萎縮が特徴である。