Gさん(79歳、男性)は認知症対応型共同生活介護(グルー|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 53 : 
Gさん(79歳、男性)は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。短期目標を「なじみの店で買物ができる(2か月)」として、月3回の買物を計画し実施した。初回は順調であったが、2回目にレジで後ろに並ぶ人から、「遅い、早くして」と言われて、H介護福祉職が支払った。GさんはH介護福祉職に、「ほしい物を選んでも、自分で支払わないと買った気にならん」と言い、その後、楽しみにしていた買物に行かなくなった。ICF(International Classification of Functioning、Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づいて介護計画の内容を見直すにあたり、最も配慮すべき構成要素を1つ選びなさい。
1
身体構造
2
個人因子
3
心身機能
4
環境因子
5
活動
解説

1 - × 問題文から身体構造に問題は見られない。

2 - × 個人因子とは年齢、性別、ライフスタイルや価値観のことである。問題文から個人因子に関する問題は見られていない。

3 - × 認知症を患っていると考えられるが、問題文から最も配慮すべき構成要素ではない。

4 - ○ 店員、他の客への理解を促し、介護職の行為を改善することなど環境因子の見直しが必要。

5 - × 初回は順調であったとのことから活動面での問題は見られない。