次の事例を読んで、問題30について答えなさい。 〔事例〕|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 52 : 
次の事例を読んで、問題30について答えなさい。\n〔事例〕\nKさん(75歳、女性)は、小学校教諭を定年退職した後、しばらく趣味やボランティア活動を楽しんでいたが、認知症(dementia)を発症し、介護老人福祉施設に入所した。見当識障害や記憶力低下がみられた。入所後、初めて息子夫婦が面会に来た。Kさんは息子に向かって、「ここで、国語を教えているの」と嬉(うれ)しそうに語った。息子夫婦は面会を終えて、介護福祉職のところに相談したいとやって来た。困惑したような表情の息子から、「母が、学校で教えていると言った時、どうしたらよいでしょうか」と質問があった。このときの、息子に対する応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
「ここは学校ではないので、息子さんから直してあげてください」
2
「お母さんの教員としての誇りを大切にしてあげてください」
3
「お母さんの認識を改めるための何か良い知恵はありますか」
4
「認知症(dementia)が進行しているので仕方ありません」
5
「私たちも息子さんと同じように困っているんです」
解説

1 - × 息子が事実を伝えることは、Kさんを混乱させ不安を募らせる可能性ががあるので適切ではない。

2 -○ 適切な助言である。

3 - × 息子の質問に逆に質問するのは適切な対応ではない。

4 - × 質問の答えになっていなく、息子の気持ちに寄り添った発言ではない。

5 - × 適切な返答ではない。