皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 126 : 
皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1
脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
2
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。
3
皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
4
白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りはスリッパなどは共有しても差し支えない。
5
薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。
解説

皮脂欠乏症によりカサついた皮膚にかゆみが生じ、それが進行すると脂漏性湿疹が生じる。そのため、患部を清潔に保ち保湿すること、菌の増殖を抑えるために抗真菌薬などを用いるため、1は正しい。帯状疱疹ウイルスは、水痘に潜伏しており、免疫の低下などで活性化することによって帯状疱疹が起きることから、2は正しい。皮脂欠乏症は、皮脂を取り過ぎないようにするため、清潔に保ち過度な刺激を与えないようにするのがよいため、3は誤り。白癬は、白癬菌が皮膚に感染することで起きるもので、爪切りやスリッパから感染するため4は誤り。薬疹は、薬剤へのアレルギーが原因であり、長期間使っていたものでも突然発疹が出る事もあるので5は誤り。