次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 125 : 
次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1
慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
2
高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。
3
嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
4
経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。
5
高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。
解説

慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は副作用として食欲不振が見られるため1は正しい。高齢者になると、口の渇きに鈍感になるため、2は誤り。嚥下障害の把握には、水飲みテスト、反復嚥下テスト、実際の食事の場面の観察では、食事への態度や所要時間、むせ・誤嚥の有無、姿勢を観察するので3は正しい。経口維持加算は、食事を経口により摂取していて、誤嚥が認められる入所者に対して、医師または歯科医師の指示に基づき、他職種の者が共同して、入所者の栄養管理をするための食事の観察及び会議等を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等が栄養管理を行った場合に加算できるため4は正しい。高齢者の消化器官の低下は、唾液、胃液、胆汁、膵液などの消化液の分泌の低下は見られるが、小腸の消化吸収機能は比較的良好に保たれるため5は誤り。