ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 118 :
認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
パーソン・センタード・ケア(PCC)は、介護者の効率を優先し、薬物療法等の医療を中心とした認知症のケアである。
初期では基本的ADLは保たれるが、中期には基本的ADLに支援が必要になるなど、認知症の進行過程により症状やケアの方法が異なる。
BPSD(認知症の行動・心理症状)は、脳の病変により症状が生じるため、個人因子や環境因子の影響は受けない。
アルツハイマー型認知症の初期症状としては、近時記憶の障害が著しい。
認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる者やその家族を複数の専門家が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。
解説
1-×パーソン・センタード・ケアとは、認知症の方を一人の“人”として尊重し、その人の視点や立場に立って、その人を理解してケアを行うことである。設問の内容とは対局をなしている。
3-×BPSDは、脳の病変により症状が生じるため、個人因子や環境因子の影響を受けやすい。その原因を理解し適切な対応をとることで本人が穏やかに生活する事が可能となり、また、逆に理解されない事で周辺症状がより悪化し介護が困難となるケースもある。