社会福祉士
平成24年度午前
Q
6 : Aさん(70歳)は,ある日,急に意識障害を生じて倒れ,救急病院に入院した。数日後,意識は回復したが,右側の片麻揮が後遺症として残った。右利きなので,日常生活に多くの不便を生じることになった。更に,発語が乏しくなり,「あー,うー」程度の言葉を発するのみとなった。発語しようとするときは,懸命でもどかしい表情になり,言いたいことがあるようにみえる。言葉の了解はよいようで,他者の指示に従って行動することができる。例えば,眼鏡を渡して,「これをのど使ってみてください」と指示すれば,眼鏡をかけることができる。咽喉の動きはよく,嚥下困難はない。舌の動きはよい。次のうち,Aさんの症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q
53 : 〔事例〕Gさんは,フルタイムではなく,パートタイムで働きたいと思っている。面接を受けた地元の大企業であるT社では,通常の勤務の場合は,週5日勤務で勤務時間は午前9時から午後6時まで,うち正午から午後1時までは昼の休憩時間である。Gさんがパートタイムとして働く場合には,勤務時間は午前10時から午後4時まで,うち正午から午後1時までは昼の休憩時間で,同じく週5日働くという条件が提示された。事例を読んで,社会保険の適用に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q
82 : 〔事例〕Gさん(70歳,男性)は独居で身寄りがなく,初期認知症及びADL低下のため日常生活自立支援事業(以下「支援事業」という。)及び訪問介護を利用していた。あるとき,Gさんが自宅で倒れているのを訪問介護員が発見し,救急搬送した。訪問介護員は介護支援専門員及び支援事業の生活支援員に連絡し,いち早く駆けつけた生活支援員が医師に服薬や心身状況などを説明して,入院治療が行われた。2か月の入院加療でGさんの身体状況は改善したが,認知症が悪化し,医師から後見類型相当との診断がなされたので,市町村長申立てにより弁護士の後見人が選任された。後見人はGさんのために支援事業の契約を結び,引き続き支援事業を利用した。その後,Gさんは脳内出血で倒れ,後見人が同意して開頭手術が行われた。事例を読んで,Gさんへの対応に関する次の指摘のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。