社会福祉士
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
Q
4 : 〔事例〕Hさん夫妻は,長年の希望であった里子を養育することになった。里子のJ男(4歳)は,Hさんの家に来てから,1か月ほどは言うことを聞く手のかからない子どもであったが,2か月を過ぎるころから夜ひとりで寝られなくなったり,夜尿も頻繁に起きるようになった。しかし,児童相談所からは,J男には,病気の診断や障害の判定はなされていないと言われた。児童相談所は自宅から1時間以上かかる遠いところにあるため,子どもを育てた経験のないHさんはとても心細く不安である。身近な地域で子育て情報や,話し相手,子育て仲間がほしいと思っている。事例を読んで,児童相談所の児童福祉司が利用を勧める施設又は事業として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q
7 : 〔事例〕少年K(13歳)は,中学校にもほとんど登校しておらず,以前からグループリーダーとして万引きや年少者への暴力行為などで何回も通報されていた。今回,夜中に繁華街をグループで徘徊しているところを警察官に補導され,児童相談所に通告された。少年Kの家庭は父子家庭で,父親は病弱なため,ほとんど少年Kの日常的な養育を放棄していた。児童相談所は,家庭での養育環境が不適切であると判断し,児童自立支援施設への入所が適切であると判定した。しかし,父親が少年Kの施設入所に同意しなかった。事例を読んで,次の記述のうち,児童相談所の対応として,適切なものを1つ選びなさい。
Q
17 : 〔事例〕Dさん(40歳,男性)は,妻が行方不明になって1年,小学校6年生の長男に5歳の次男の保育所の送迎と留守番をさせて,なんとか1か月に10日間,朝5時に家を出て翌日朝5時に帰宅するという隔日勤務形態の仕事を続けてきた。けれども先日長男が,Dさんの夜間不在時に弟を留守番させて市内を徘徊し,補導されてしまった。最近はそうしたことがよくあったようだが,Dさんは全く気がつかなかった。Dさんは昼間の勤務にいずれ変更することを考えており,職場に相談したら,しばらくの間夜9時までの昼間勤務に切り替えてもらえることになった。Dさんは、子どもをできる限り手元において育てたいと考えている。事例を読んで,次の記述のうち,家庭児童相談室の相談員の助言として,最も適切なものを1つ選びなさい。