社会福祉士
高齢者に対する支援と介護保険制度
Q
19 : 〔事例〕借家で一人暮らしをしているCさん(81歳,女性)は,変形性膝関節症のために最寄りのスーパーまで約500mの距離の歩行が困難となり,要支援1の認定を受けた。そのため,D社会福祉士が介護予防サービス計画を作成し,介護予防訪問介護で買物と掃除の代行が行われ,介護予防居宅療養管理指導で薬剤師も訪問している。また,旧知の仲である家主のEさんや友人のFさんが,話し相手として毎日1回は訪ねて,見守りをしている。しかし,最近になって,Cさんの食事摂取量が極端に少なくなってきた。主治医のG医師は,Cさんが低栄養状態に陥るのではないかと心配している。事例を読んで,Cさんの地域生活支援における関係者の連携に関して,R地域包括支援センターのD社会福祉士による支援として,適切なものを1つ選びなさい。
Q
23 : 〔事例〕訪問介護を終え指定訪問介護事業所に戻ったL訪問介護員は,Mサービス提供責任者(介護福祉士)に訪問先での出来事について話した。「Nさん(84歳,女性)は軽度の左半身麻揮があり,今までテーブルに手をついて立位ができていたが,最近,筋力の低下が見られ,今日は,車いすからいす(キャスター付き)への移乗を行った際に崩れ落ちそうになり,自分も一緒に転倒しそうになった」という。事例を読んで,指定訪問介護事業者のMサービス提供責任者の対応に関する次の記述のうち,この時点で優先されるべきこととして最も適切なものを1つ選びなさい。
Q
29 : 〔事例〕市内の民生委員Bさんが,自分の担当地域に住むCさん(79歳,女性)についての相談で地域包括支援センターに来所し,A社会福祉士が対応した。相談によると,Cさんは生涯独身で,高校教師を定年まで勤めて退職した後も1人でW市内の自分名義のマンションで暮らしてきた。身内は他県に住む甥が1人いるが,ほとんど交流はないという。生活は自分の年金で賄えており,預貯金も多少はあるようだとのことであった。しかし,昨年夏に自宅浴室で転倒,骨折し,1か月ほど入院して自宅に戻ったが,その後自宅内の片付けや買物・外出もおっくうがり,近隣との付き合いも疎遠になってきている。介護サービスも利用していない。このまま自宅での生活を望んでいるが,どうしたらよいか,という相談であった。事例を読んで,W市の地域包括支援センターに勤務するA社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。