社会福祉士
人体の構造と機能及び疾病
Q
11 : Aさん(5歳,男性)は,3年前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と確定診断されている。6か月前に,嚥下が困難になり,発熱,脱水のため入院して誤嚥性肺炎と診断された。その後,胃痩造設術を受けている。現在は,退院して自宅にいるが,球麻痺(嚥下困難,構音障害など)があり,また四肢の筋萎縮と筋力低下が著明で寝たきりの状態である。右上肢は肘と手首を少し動かすことはできるが,手指を動かすことはできず,左上肢と両下肢はほとんど動かすことができない。眼球は動かすことができる。次の記述のうち,Aさんの症状に関連する事項として,正しいものを1つ選びなさい。
Q
20 : Aさん(70歳)は,ある日,急に意識障害を生じて倒れ,救急病院に入院した。数日後,意識は回復したが,右側の片麻揮が後遺症として残った。右利きなので,日常生活に多くの不便を生じることになった。更に,発語が乏しくなり,「あー,うー」程度の言葉を発するのみとなった。発語しようとするときは,懸命でもどかしい表情になり,言いたいことがあるようにみえる。言葉の了解はよいようで,他者の指示に従って行動することができる。例えば,眼鏡を渡して,「これをのど使ってみてください」と指示すれば,眼鏡をかけることができる。咽喉の動きはよく,嚥下困難はない。舌の動きはよい。次のうち,Aさんの症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。