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保育士
子供の食と栄養
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Q 1 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の子どもの年代に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aたんぱく質の食事摂取基準は、乳児期では、0~5(月)、6~11(月)の2区分で示されている。Bカルシウムの推奨量(mg/日)は、1~2(歳)では、男性のほうが女性よりも多い。C鉄は、1~2(歳)および3~5(歳)の年齢区分において、男性女性とも耐容上限量は示されていない。D推定エネルギー必要量(kcal/日)は、3~5(歳)では、男性女性とも同じである。
Q 2 : 次の文は、「食事バランスガイド」(平成17年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aコマの中に示されている料理・食品例を合わせると、おおよそ1,500kcalとなる。Bサービング(SV:食事の提供量の単位)数が最も多いのは主食である。C副菜は、野菜、きのこ、いも、大豆料理であり、3~5つ(SV)とされている。D「牛乳・乳製品」は、2つ(SV)とされている。
Q 3 : 次の文は、たんぱく質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aたんぱく質は、アミノ酸が結合した化合物である。B体内で合成することができず、食物から摂取しなければならないアミノ酸を、非必須アミノ酸という。Cたんぱく質は、体内の酵素、ホルモン、免疫体の成分である。Dたんぱく質は、エネルギー源として利用されない。
Q 4 : 次の文は、ミネラル(無機質)の生理作用に関する記述である。【I群】の物質と【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】 A ナトリウム(Na) B カリウム(K) C カルシウム(Ca) D 鉄(Fe) E 亜鉛(Zn)【II群】ア ヘモグロビンの成分であり、欠乏すると貧血の原因となる。 イ 神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。 ウ 多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害がある。 エ 骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。 オ 体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。
Q 5 : 次の文は、発育と栄養状態の評価に関する記述である。【I群】の評価方法と【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】 A 乳幼児身体発育値 B カウプ指数 C ローレル指数 D 学校保健統計調査 E BMI(bodymassindex)【II群】ア 体格を表す方法の一つ。日本肥満学会では18.5未満を低体重としている。 イ 学童の栄養状態の評価には、この方法を用いる。 ウ 乳幼児の栄養状態の評価には、この方法を用いる。 エ 厚生労働省が10年ごとに調査を行い、その結果得られた子どもの体重、身長などの数値をパーセンタイル値で示したものである。 オ 文部科学省が毎年実施する。身長・体重などが平均値で示されている。
Q 6 : 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A離乳の開始とは、果汁や野菜スープを初めて与えた時をいう。B離乳の開始時期は、生後3、4か月頃が適当である。C生後7、8か月頃からは、歯ぐきでつぶせる固さのものを与える。D生後9か月頃から、離乳食は1日2回にし、歯ぐきで噛める固さのものを与える。E離乳の完了とは、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものである。
Q 7 : 次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年:厚生労働省)に関する記述である。【I群】の3歳以上児の食育のねらいの5つの項目と、【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A「食と健康」B「食と人間関係」C「食と文化」D「いのちの育ちと食」E「料理と食」【II群】ア食材にも旬があることを知り、季節感を感じる。イ食べたいものを考える。ウ調理をしている人に関心を持ち、感謝の気持ちを持つ。エ食事の際には、安全に気をつけて行動する。オ食べものを皆で分け、食べる喜びを味わう。
Q 8 : 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A幼児期では、間食を食事の一部と考え、間食でエネルギーや栄養素、水分の補給を行うことが望ましい。B1歳児は、前歯と第一乳臼歯が生える時期であり、前歯を使って噛み切ることはできても、奥歯が生えそろわないため、硬いものや弾力のあるものをすりつぶすことはまだ難しい。Cむし歯(う歯)は、歯垢の中に生息する細菌が糖分を餌にアルカリを生成し、そのアルカリで歯のエナメル質を溶かすことにより発生する。D「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、3~5(歳)のたんぱく質の推奨量(g/日)は、男性女性とも20である。
Q 9 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A学童期の年齢区分は6~7(歳)、8~9(歳)、10~11(歳)の3区分である。B学童期の脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギー量に占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)は、男性女性とも目標量として20~30とされている。C学童期においては、男性女性とも食物繊維の食事摂取基準は設定されていない。D学童期のナトリウム(食塩相当量)の目標量は、男性女性とも成人(18歳以上)と同じである。
Q 10 : 次の文は、「学校給食法」第1条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。この法律は、学校給食が児童及び生徒の(A)に資するものであり、かつ、児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した(B)の実施に関し必要な事項を定め、もつて学校給食の普及充実及び学校における(C)を図ることを目的とする。
Q 11 : 次の文は、思春期の心身の特徴と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A学童期に比べ理解力、思考力、判断力もついてくることから、自ら食事内容を選択できるようにしていくことが望まれる。B成長期には骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)が骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を上回り骨量は増加する。C「平成24年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(平成26年:公益財団法人日本学校保健会)によると、夕食を1人で食べる割合は、小学生よりも中学生や高校生の方が多い。D思春期は、体づくりの時期で、スポーツ活動も活発に行われており、適切な栄養補給の知識も必要である。
Q 12 : 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(厚生労働省)に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・からだづくりの基礎となる(A)は適量を・(B)を積極的に食べて(C)などを摂取しましょう。特に妊娠を計画していたり、妊娠初期の人には(D)発症リスク低減のために、(C)の栄養機能食品を利用することも勧められます。
Q 13 : 次のうち、「食育基本法」に掲げられている基本理念として誤ったものを一つ選びなさい。
Q 14 : 次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応する。B栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図る。C自然の恵みとしての食材や調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮する。D食育の基本となる目標と内容を保育の場で具体化するには、養護と教育を一体として展開する必要がある。
Q 15 : 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)に示された、発育・発達過程に応じて育てたい“食べる力”に関する記述である。【I群】の時期と、【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】 A 授乳期・離乳期 B 幼児期 C 学童期 D 思春期【II群】 ア 食べたい食事のイメージを描き、それを実現できる イ 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつ ウ おなかがすくリズムがもてる エ いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
Q 16 : 次の文は、児童福祉施設における乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A乳汁の与え方は、集団においても個別対応が大切である。B「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は60°C以上を保つこと。」とされている。C「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「調乳後6時間以内に消費されなかった粉ミルクは、全て廃棄すること。」とされている。
Q 17 : 次の文は、子どもの感染症と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母乳育児の利点の一つに、乳児の感染症の発症及び重症度の低下があげられる。B腸管出血性大腸菌感染症の予防には、食品と調理器具の十分な加熱と、手洗いが有効である。C感染症による下痢、嘔吐が続くと、脱水症状を起こしやすいので、水分補給に留意する。D「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)では、「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満9か月までは使わない。」と示されている。
Q 18 : 次の文は、栄養摂取不足が原因の疾病に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。(A)は、糖質のエネルギー代謝に必要な(B)ビタミンである。子どもの食生活において、日常的に、穀類、菓子類や清涼飲料水等を多量に摂取していると、(A)の消費が高まるので、糖質の過剰摂取にならないよう注意が必要である。(A)の不足が進むと、倦怠感、しびれ、食欲減退等が現れる。欠乏症は(C)である。【語群】ア ビタミンA イ ビタミンB1 ウ ビタミンC エ ビタミンE オ 水溶性 カ 脂溶性 キ くる病 ク 壊血病 ケ 脚気
Q 19 : 次の文は、カルシウム摂取とその影響に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aカルシウムは、歯の構成成分の一つである。B脂溶性ビタミンであるビタミンDは、カルシウム吸収を促進する。C思春期の子どもでは、ダイエットの影響などにより、カルシウムが不足しやすいので、注意が必要である。D「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、15~17(歳)の女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量)は800mg/日とされており、女性のすべての年齢区分のなかで最も多い。
Q 20 : 次の文は、障害のある子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A重症心身障害児では、摂食機能の未発達や不正咬合、まひ等により咀しゃく、嚥下が困難である場合や、上肢、下肢のまひや筋緊張により食べる行為が困難な場合が多い。B口唇裂の場合、乳汁を上手に吸うことができないために、むせたり、鼻からもれてしまいやすい。C脳性まひの場合、まひの程度によるが、姿勢を保持することが困難で、手指が思いどおりに動かせないため、自分で食べることが困難なことが多い。D座位不安定で車椅子などを使用する場合は、誤嚥を防ぐために、頭が後屈しないように配慮する。
Q 21 : 次の文は、「平成21年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A間食として甘味食品・飲料を1日3回以上飲食する習慣を持つ幼児(1~5歳)の割合は、男女総数で10%を下回っている。B「1-6歳」における炭水化物エネルギー比率(%)は、男女ともに20以上30未満の範囲にある。C「1-6歳」において、補助栄養素・特定保健用食品の摂取量は、男女ともに1g以下である。D「1-6歳」、「7-14歳」、「15-19歳」の三つの年齢階級間(男女別)で、果実類の摂取量を比較すると、最も少ないのは「15-19歳」女である。
Q 22 : 次の文は、子どもの食事におけるカルシウム摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aカルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素である。Bカルシウムの給源として重要である牛乳、乳製品は、「6つの基礎食品」において、第2群(類)の食品である。C「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、3~5歳のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/日)は、男性のほうが女性よりも多い。D水溶性ビタミンであるビタミンEは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素である。
Q 23 : 次の文は、栄養素に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A脂質は、エネルギー源として利用されるほか、細胞膜の主要な構成成分でもある。Bアミロースとアミロペクチンは、いずれもでんぷんを構成する成分である。Cリジンは、水溶性ビタミンの一種である。Dリノール酸は、飽和脂肪酸である。
Q 24 : 次の文は、糖質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aブドウ糖(グルコース)は、炭素、酸素、窒素からなる。B果糖(フルクトース)は、単糖類の一つである。C麦芽糖(マルトース)は、ブドウ糖と果糖が結合した二糖類である。Dショ糖(スクロース)は、ブドウ糖が多数結合した多糖類である。
Q 25 : 次の文は、母乳栄養の留意点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合がある。B特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられる。C妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与える。D母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性がある。
Q 26 : 次の文は、乳児期の消化に関する記述である。(A)~(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。唾液中に含まれる唾液アミラーゼ(プチアリン)は、(A)を(B)や(C)などに分解する酵素である。出生直後は唾液の分泌も少なく、酵素活性も低い。また膵液中の膵アミラーゼの活性も、出生時は低いが、その後次第に上昇するので、(A)を与えるのは離乳開始頃からが適切である。小腸粘膜の消化酵素であるラクターゼは、乳糖を(D)と(E)に分解する酵素である。消化された乳糖は、乳児のエネルギー源などに利用される。
Q 27 : 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方の目安に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A離乳の開始では、つぶしがゆから始める。B生後5、6か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「舌でつぶせる固さ」である。C生後5、6か月頃の〈食べ方の目安〉のひとつに、「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。」が示されている。D生後12か月から18か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「歯で噛める固さ」である。
Q 28 : 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、1~2歳における男性と女性のたんぱく質推奨量(g/日)は同じである。B「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、3~5歳の鉄の推奨量(mg/日)は、男性のほうが女性よりも多い。C幼児は消化器官の機能発達が未熟であり、胃の容量も小さいため、1日3回の食事だけでは必要な量を満たすことが困難なことが多い。したがって、間食は食事の一部と考え、エネルギーや栄養素、水分の補給を行うとよい。D乳幼児で窒息を起こす原因となる食べ物として、ナッツ類、丸いあめ、もちなどがある。
Q 29 : 次の文は、幼児期のむし歯(う歯)と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A幼児期は、そしゃく機能を完成させる大切な時期なので、むし歯のない歯を保つことは重要である。B「平成23年歯科疾患実態調査」によると、5歳において、乳歯にう歯を持つ者の割合は、年々減少傾向にある。Cむし歯を防ぐためには、砂糖を多く使用した間食を少なくするとともに、食後の口すすぎ、歯みがきを励行するよう心がける。D砂糖は、1gあたり約4kcalのエネルギーを供給する糖質性エネルギー源であるが、頻回の摂取はむし歯の原因となりやすい。
Q 30 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」における6~11歳(学童期)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 学童期の年齢区分は、6~7歳、8~9歳、10~11歳の3区分である。B ビタミンB1の食事摂取基準(推奨量)は、いずれの年齢区分においても、男性のほうが女性よりも多い。C ビタミンCの食事摂取基準(推奨量)においては、いずれの年齢区分においても、男性と女性は同じである。D 脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率)
Q 31 : 次の文は、平成25年の「学校給食実施基準」の一部改正に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aナトリウム(食塩相当量)については、従来どおり「食事摂取基準(2010年版)」の目標量の年齢ごとの平均の33%未満を基準値としている。B鉄については、従来どおり「食事摂取基準(2010年版)」の推奨量(1日)の33%としている。CビタミンB1及びビタミンB2については、従来どおり「食事摂取基準(2010年版)」の推奨量(1日)の40%としている。Dマグネシウムについては、従来どおり「食事摂取基準(2010年版)」の推奨量(1日)の40%を望ましい数値としている。
Q 32 : 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、妊婦末期のエネルギー付加量(kcal/日)は、身体活動レベルI、II、IIIで異なっており、身体活動レベルIIIが最も多い。B「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、脂質の食事摂取基準のうち、n-6系脂肪酸(目安量:g/日)の妊婦(付加量)は、+0である。C「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、ナトリウム(食塩相当量:g/日)目標量の妊婦(付加量)は、+5.0である。D「妊産婦のための食事バランスガイド」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)において、妊娠中期の1日分付加量は、副菜、主菜、果物の区分で、それぞれ+1(SV)とされている。
Q 33 : 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A妊娠期・授乳期は、食事のバランスや活動量に気を配り、食事量を調節しましょう。B赤身の肉や魚などを上手に取り入れて、貧血を防ぎましょう。C妊娠後期にはビタミンAの過剰摂取に気をつけて。D望ましい体重増加量は、妊娠中の体型によっても異なります。
Q 34 : 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい“食べる力”」に関する記述である。「幼児期」の内容の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする B 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる C 食事のバランスや適量がわかる D おなかがすくリズムがもてるE栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる
Q 35 : 次の文は、「食育基本法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育と同等であると位置付ける」と示されている。B基本理念の一つに、「食品の安全性の確保等における食育の役割」が掲げられている。C食育推進会議は、厚生労働省に置かれ、「食育推進基本計画を作成し、及びその実施を推進すること」をつかさどるとされている。D都道府県は、食育推進基本計画を基本として、当該都道府県の区域内における食育の推進に関する施策についての計画を作成するよう努めなければならないとされている。
Q 36 : 次の文は、「児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画について」(平成22年:厚生労働省)に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。子どもの健康状態及び栄養状態の特徴に応じて、必要な栄養素について考慮すること。子どもの健康状態及び栄養状態に特に問題がないと判断される場合であっても、基本的にエネルギー、たんぱく質、(A)、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、(B)、カルシウム、鉄、ナトリウム(食塩)、(C)について考慮するのが望ましい。
Q 37 : 次の文は、乳児院の食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A乳児院は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設である。ここでの食事の提供は、集団としての側面を持ちつつも、年齢差及び個人差が大きいこと、離乳食、食物アレルギーのある子どもや障害のある子ども等への配慮が必要な場合があり、柔軟に対応できることが大切である。B乳児院の乳児又は幼児は、生後間もなくの授乳期から離乳期、幼児期へと、生涯にわたる食の基礎を作る重要な時期であるため、集団給食でありながらも個々の状況を把握し、栄養管理を行うことが求められる。C調理担当職員、保育担当職員などそれぞれの職種ごとに職員が交代で業務を行っているため、離乳食の移行や、アレルギー、障害等による個別対応などの指示内容は、確実に伝達されるよう伝達手段を工夫するなどして、安全・確実に食事の提供が行えるよう配慮が必要である。
Q 38 : 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aそば、ピーナッツは誘発症状が重篤になる傾向がある。B症状は、皮膚・粘膜、消化器、呼吸器、さらに全身性に認められることがある。C乳児から幼児における主な原因食物として、鶏卵、乳製品、小麦などがあげられる。D「原因となる食物を摂取しないこと」が基本である。
Q 39 : 次の文は、鉄および鉄の不足に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、鉄は、多量ミネラルのひとつである。B鉄は、各種酵素の構成成分である。C欠乏によって、貧血や運動機能、認知機能等の低下を招く。D水溶性ビタミンであるビタミンCは、鉄の吸収を促進するので、鉄を含む食品と一緒に摂取するとよい。
Q 40 : 次の文は、障害のある子どもに対する食事調理における配慮に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A食べる機能に障害を伴う場合は、適正な栄養管理とともに、食べやすく摂取しやすい状態に調理した食事を提供する。B嚥下が上手にできないと、飲み込みにくい、喉につまりやすい、むせやすいなどの症状がでる場合があるので、個々の状態に合わせて調理する。C食べものを飲み込みやすく調整するために、調理に使用する食品として、くず粉や寒天などがある。Dかぼちゃ、じゃがいもなどは、よく煮てから、食べる機能に合わせて、ペースト状やマッシュ状にすると、飲み込みやすい。
Q 41 : 次の文は、子どもの朝食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「平成21年国民健康・栄養調査報告」によると、「1−6歳」の朝食の欠食率は、男性女性ともに、3%を下回っている。B「平成21年国民健康・栄養調査報告」によると、朝食の欠食率が最も高いのは、男性女性ともに、「30−39歳」である。C脳は、通常はたんぱく質だけをエネルギー源として利用する組織なので、朝食欠食によるたんぱく質不足は、集中力の低下を招く。D子どもの基本的生活習慣の確立や生活リズムの向上につながる運動として、「『早寝早起き朝ごはん』国民運動」(平成18年)が、官民連携により展開されている。
Q 42 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」における子どものエネルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A1日当たりのエネルギー消費量(総エネルギー消費量)は、基礎代謝量、身体活動に伴うエネルギーなどで構成されるが、それに加えて、成長期である小児・乳児では、自己の成長に必要な組織増加分に相当するエネルギー(エネルギー蓄積量)と、その形成のためのエネルギーが必要である。Bエネルギーの食事摂取基準は、乳児期では、0〜5(月)と6〜11(月)として示されている。Cエネルギーの食事摂取基準は、幼児期では、身体活動レベルIIが示されており、1〜2(歳)と3〜5(歳)のいずれも、男性の方が女性よりも多い。Dエネルギーの食事摂取基準は、6〜7(歳)以上の年齢において、身体活動レベルI、II、IIIの3区分となっている。
Q 43 : 次の文は、糖質に関する記述である。(A)〜(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。(1)(A)は、糖類の構成成分として重要な単糖類であり、血液中にも存在する。(2)(B)は、(C)と(D)が結合したもので、一般に砂糖とよばれている。(3)グリコーゲンは、肝臓や筋肉に含まれる(E)である。
Q 44 : 次の文は、たんぱく質に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A構成元素として炭素(C)、酸素(O)、水素(H)のほかに、必ず窒素(N)を含む。B酵素やホルモンの材料となる。C骨格を形成している。D胃で消化が完了し、小腸では消化されない。E血液中において、酸素を運搬するたんぱく質は、ミオグロビンである。
Q 45 : 次の文は、乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母乳中の感染抑制物質のうち、免疫グロブリンの大部分を占める免疫グロブリンG(IgG)は、初乳に特に多く含まれ、新生児の感染予防に大きな役割を果たしている。B母乳中のオリゴ糖は、ウェルシュ菌の増殖を促進する。ウェルシュ菌の作用によって腸内が酸性に傾き、腸内の病原菌の繁殖が抑えられる。C「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」(WHO/FAO共同作成)に沿い、調乳のポイントとして、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70°C以上を保つこと。(12ケ月以下の乳児を対象)」があげられる。D育児用ミルクには、脂肪酸の一種であるタウリンが添加されている。
Q 46 : 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A離乳の開始とは、初めてドロドロした食物を与えた時をいう。その時期は生後4か月になった頃が適当である。B離乳の開始では、母乳やミルクは飲みたいだけ飲ませる。C調味について、離乳の開始頃では調味料は必要ない。D生後9か月から11か月頃の〈食べ方の目安〉のひとつに、「食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく。」が示されている。
Q 47 : 次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A朝・昼・夕の三度の食事を規則的にして、間食は時間と量を決めて与えるようにする。B間食は、発育・発達状況や生活状況等に応じて、1日全体の概ね10〜20%程度の量を目安にする。C「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)では、子ども(1歳)の食事量の目安は、主食、副菜、主菜をそれぞれ成人の1/2弱程度としている。D「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、1〜2歳と3〜5歳の脂肪エネルギー比率(%エネルギー)は、男性女性ともに、20以上30未満とされている。
Q 48 : 次の文は、幼児期の摂食機能と食行動に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A12〜18か月頃は、手づかみ食べが上手になるとともに、食具を使った食べる動きを覚える。Bおおむね2歳では、基本的運動機能や指先の機能が発達する。それに伴い、食事など身の回りのことを自分でしようとする。C最初の永久歯の萌出は、3歳頃である。D幼児期には、睡眠、食事、遊びといった活動にメリハリが出てくるので、一生を通じての食事リズムの基礎を作る重要な時期になる。
Q 49 : 次の文は、学校給食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「学校給食法」では、学校給食の目標の一つに、「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。」をあげている。B「学校給食法」において、「学校給食」とは、学校給食の目標を達成するために、義務教育諸学校において、その児童又は生徒に対し実施される給食をいう。C学校給食の食事内容については、地場産物や郷土に伝わる料理を積極的に取り入れ、児童生徒が郷土に関心を寄せる心を育むとともに、地域の食文化の継承につながるよう配慮する。D学校給食の調理方式には、自校の調理室で自校分を調理する単独調理場方式と、共同調理場で複数校分を調理する共同調理場方式がある。
Q 50 : 次の文は「日本人の食事摂取基準(2010年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A体重1kg当たりの基礎代謝量である基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、男性女性ともに、6〜7歳のほうが3〜5歳よりも高い値である。B8〜9歳では、たんぱく質の食事摂取基準(推奨量:g/日)は、男性のほうが女性よりも多い。C10〜11歳では、男性と女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/日)は、同じである。D脂質の食事摂取基準(脂肪エネルギー比率:%エネルギー)は、男性女性ともに、年齢が高くなるにつれて多くなり、10〜11歳では、25以上35未満とされている。
Q 51 : 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、鉄(推奨量:mg/日)の妊婦(付加量)初期は、+0となっている。B「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)では、「『主菜』を中心に、エネルギーをしっかりと」と示されている。C「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)では、ビタミンAの栄養機能食品を利用することも勧めている。D「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)における「妊娠期の至適体重増加チャート」では、妊娠全期間を通しての推奨体重増加量は、体格区分が「低体重(やせ)」の場合、9〜12kgとなっている。
Q 52 : 次の文は、思春期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A成長期には骨形成が骨吸収を上回り、骨量は増加する。B「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、男性女性ともに、カルシウム(推奨量:mg/日)の食事摂取基準が最も多い年齢区分は、12〜14歳である。C急速な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。D「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、普通牛乳は、カルシウムとともに鉄を豊富に含むので、不規則な食生活やダイエットなどが原因でおこる鉄欠乏性貧血の予防のための食品として適している。
Q 53 : 次の文は、「食育基本法」第2条の一部である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。食育は、食に関する(A)を養い、生涯にわたって(B)を実現することにより、国民の(C)と豊かな人間形成に資することを旨として、行われなければならない。
Q 54 : 次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A食育の実践においては、養護と教育を一体として総合的に展開していくことが求められる。B乳幼児を対象とする食育においては、発育・発達に応じた内容とする。C子どもと調理員との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮する。D栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図る。
Q 55 : 次の文は、「平成17年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における子どもの食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A子どもの食事で特に気をつけていることについては、6か月〜1歳未満、1歳、2歳、3歳のいずれの年齢においても、「栄養バランス」が7、8割となっている。B子どもの食事で特に気をつけていることにおいて、「食事のマナー」は、年齢が上がるにつれ、割合が高くなる傾向がみられる。C1歳以上の主要食物の摂取状況では、ほぼ毎日食べている食物は、牛乳・乳製品、穀類の順に高率である。D野菜は毎日摂取することが望ましいが、1歳以上で、野菜を毎日食べない子どもは約4割であり、ほとんど食べない子どももみられる。
Q 56 : 次の文は、保育所の食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)において、保育所の設備の基準として、調理室を設けることが定められている。B乳幼児期から、様々な食べ物の多くの味を経験できる食事を提供することが幅広い味覚を作り上げ、偏らない嗜好の形成を支援することになる。C保育所は、入所する子どもにとって1日の生活時間の大半を過ごすところであり、保育所における食事の意義は大きい。D「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の3「食育の推進」では、「保育所における食育は、健康な生活の基本としての『食を営む力』の育成に向け、その基礎を培うことを目標」とすることが示されている。
Q 57 : 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)における鉄の不足に関する記述である。(A)〜(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。生後(A)か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に使用する(B)のかわりに(C)を使用する等工夫する。フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、(D)か月以降とする。
Q 58 : 次の文は、子どもの疾病や症状と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A乳糖不耐症は、先天性代謝異常症のひとつであり、生後早期にマススクリーニングにより発見し、適切なミルクを与えるなど治療を行えば、心身ともに正常に発育できる。B同量の母乳と育児用ミルク(調製粉乳を13%で調乳したミルク)を比較すると、ビタミンKの含有量は、母乳のほうが豊富である。したがって、母乳育児は乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防に役立つ。C食物繊維は、腸の蠕動運動を促進する作用があるので、幼児の便秘の際には、食物繊維を食事に取り入れるとよい。D口内炎では、舌ざわりがよく滑らかな食品、飲み込みやすい食品を与える。味つけは薄味とし、塩味や酸味の強い食品を避ける。
Q 59 : 次の文は、障害のある子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A摂食機能発達を導くためには、暦年齢ではなく摂食機能に関する発達の程度に合わせた調理形態や食品の選択が重要である。B食べものの硬さ、大きさ、粘性などが子どもの発達程度にあっていないと、摂食機能発達の妨げとなったり、誤嚥などにつながることがある。C食事中と食事後の数十分間は背もたれを動かすことのできるベッドや椅子などを使って少しでも上体を起こし、胃に入った食べものが食道に逆流することのないように気をつける。D口唇でうまくスプーンの上の食べものを取り込めない場合は、スプーンは深さの浅いものがよく、摂食機能が高まるにつれて、だんだんと深さを増していくようにする。
Q 60 : 次の文は、障害のある子どもの栄養と食事管理に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A重症心身障害児では、嘔吐、食道・胃逆流、胃・十二指腸の通過障害などにより、栄養摂取量不足に陥りやすい。B経管栄養法とは、管を通して流動性のある栄養食(栄養剤)を消化器官へ注入する方法である。C干しのり、ウエハースなどは、口腔内に付着しにくく、飲み込みやすい。D摂食が困難な場合には、調理の工夫として、食品には滑らかさがあり、のどごしがよく、むせないで摂取できるように適度の水分を含んでいることが必要である。
Q 61 : 次の文は、「平成24年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 「1-6歳」における朝食の欠食率は、男性女性とも10%を超えている。B 「1-6歳」におけるたんぱく質の摂取量(総数:平均値)では、動物性たんぱく質比率は、80%を超えている。C 「1-6歳」における食塩摂取量(総数:平均値)は、3g以下である。D 「1-6歳」、「7-14歳」、「15-19歳」の三つの年齢階級別で、乳類の摂取量(平均値)を比較すると、男女ともに最も多いのは「7-14歳」である。
Q 62 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 健康な個人並びに集団を対象としている。B 国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すものである。C 乳児期の推定エネルギー必要量は、0~5(月)と6~11(月)の2区分で設定されている。D 乳児期におけるたんぱく質の食事摂取基準では、母乳栄養児と人工栄養児の値が設定されている。
Q 63 : 次の文は、ビタミンと食品に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A ビタミンDは、網膜で光を受容する物質の主成分であり、欠乏すると夜盲症を発症する。B にんじん、ほうれんそうなどの緑黄色野菜は、ビタミンDを豊富に含み、その優れた補給源である。C ビタミンCは、抗酸化作用を持つとともに、壊血病の予防因子である。D 「6つの基礎食品」では、ビタミンCを豊富に含む果物は、第4群(類)に分類されている。
Q 64 : 次の文は、炭水化物に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 二糖類の一つであるガラクトースは、脳神経組織を構成する重要な成分である。B グリセリンは、ブドウ糖を構成単位とする多糖類であり、ヒトの体内にも存在する。C 消化性多糖類は、胃液及び膵液中のプロテアーゼにより消化されて、少糖類になる。D 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20~30とされている。
Q 65 : 次の文は、母乳と母乳育児に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 母乳育児の利点の一つに、母子関係の良好な形成があげられる。B 「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)によると、母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることとしている。C 厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めている。D 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約90%は水分である。
Q 66 : 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳と離乳の支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 離乳の開始頃の発達の目安として、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられる。B 生後5、6か月頃は、つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜やつぶした豆腐・白身魚、全卵などを試してみる。C 生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に育児用ミルクを使用する等工夫する。D ベビーフードを利用するときには、子どもの月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認する。
Q 67 : 次の文は、幼児期の間食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 幼児期は、からだが小さいわりに多くの栄養が必要であり、3度の食事で十分に補うことが難しい栄養を補給するために間食が必要となる。B おにぎり、ふかしいもなど、食事の素材を活用するようにする。C 1日3回の食事を規則的にして、間食は時間を決め、1日1~2回与えるようにする。D 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)では、「大人の食事で楽しく適度に摂取する『菓子類・嗜好飲料』は、9か月を過ぎてから。」としている。
Q 68 : 次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 穀類の一種である米は、主としてエネルギー源であり、たんぱく質もある程度含んでいるので、幼児の食事では、適量を与えるようにする。B 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)では、子ども(1歳)の1日の食事量の目安について、主食は成人の1/2弱程度としている。C 「平成17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)によると、1歳以上で、野菜を毎日食べない子どもは約6割である。D 「平成17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)によると、1歳以上で、果汁などの甘味飲料をほぼ毎日飲んでいるのは、2人に1人となっている。
Q 69 : 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 10 ~11(歳)の参照体位は、参照身長、参照体重ともに、女性のほうが男性を上回っている。B 推定エネルギー必要量の身体活動レベルでは、男性女性ともに、6~7(歳)まではⅡのみの1区分、8~9(歳)以降はⅠ、Ⅱ、Ⅲの3区分の数値が示されている。C 鉄に関して、女性では、10~11(歳)から、「月経なし」と「月経あり」の区分で、食事摂取基準が設定されている。D 10~11歳のたんぱく質の食事摂取基準(推奨量:g/ 日)は、男性女性ともに同じである。
Q 70 : 次の文は、「学校給食実施基準の一部改正について」(平成25年:文部科学省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。( A )については、「学校給食摂取基準」を踏まえつつ、多様な食品を適切に組み合わせて、食に関する指導や食事内容の充実を図ること。また、各地域の実情や家庭における食生活の実態把握の上、( B )の実践、我が国の伝統的な食文化の継承について十分配慮すること。さらに、「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日は( C )不足が顕著であり、( C )摂取に効果的である牛乳等についての使用に配慮すること。なお、家庭の食事において( C )の摂取が不足している地域にあっては、積極的に牛乳、調理用牛乳、乳製品、小魚等についての使用に配慮すること。
Q 71 : 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)における妊娠期の体重管理に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句と数値の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・ 妊娠期における推奨体重増加量は、( A )の体格区分別に示されている。・ 体格区分が「低体重(やせ)」の場合の、妊娠全期間を通しての推奨体重増加量は、( B )kgである。・ 体格区分が「ふつう」の場合の、妊娠( C )における1週間あたりの推奨体重増加量は、( D )kg/週である。
Q 72 : 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、カルシウムの妊婦付加量は示されていない。B 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、たんぱく質(推奨量:g/日)の妊婦(付加量)初期は、+10とされている。C 「妊産婦のための食事バランスガイド」(「健やか親子21」推進検討会報告書)(平成18年:厚生労働省)において、妊娠初期の主菜の1日分付加量は、+1である。D 妊娠中の母親の飲酒は、胎児性アルコール症候群の子どもが生まれる可能性が高まる。
Q 73 : 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)に示された、「発育・発達過程に応じて育てたい“食べる力”」の学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わうB 自分の食生活を振り返り、評価し、改善できるC 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつD 食料の生産・流通から食卓までのプロセスがわかる
Q 74 : 次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としている。B 食育の計画の作成に当たっては、保育所における全体的な計画である「保育課程」と具体的な計画として作成される「指導計画」の中に位置付ける。C 「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年:厚生労働省)では、〈6か月~1歳3か月未満児〉の食育のねらいの一つに、「お腹がすき、乳を吸い、離乳食を喜んで食べ、心地よい生活を味わう。」が示されている。D 施設長の責任のもと、保育士、調理員、栄養士、看護師などの全職員が協力し、各保育所の創意工夫のもとに食育を推進する。
Q 75 : 次の文は、児童福祉施設での調理実習(体験)等における食中毒予防のための衛生管理に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 調理従事者だけでなく、保育士や職員も衛生管理の知識をもち、手洗いや検便の実施に努めるなど、配食・食事介助時の衛生にも留意する。B 「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成22年:厚生労働省)では、「調理済み食品を室温に放置しないようにし、加熱調理後はすみやかに(2時間以内)喫食することを徹底する。」としている。C 実習の材料として菜園で収穫したじゃがいもを使用する場合は、ソラニン類食中毒防止のため、芽や緑化した部分を切除するとともに、未成熟で小さいじゃがいもは喫食しないようにする。D 給食施設では、万一食中毒が発生した場合の原因究明のために、給食の原材料および調理済み食品を、保存食として2週間以上保存することになっている。
Q 76 : 次の文は、乳幼児の食生活におけるミネラル摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)において、13%で調乳した調製粉乳と同量の人乳を比較すると、鉄は人乳のほうが多い。B 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)において、フォローアップミルクは、必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9か月以降とするとしている。C 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、木綿豆腐は、100g中に100mg以上のカルシウムを含むので、日々の食事に上手に取り入れるようにする。D 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、1~2(歳)のカルシウムの推奨量(mg/日)は、男性女性とも同じである。
Q 77 : 次の文は、乳児期の疾病と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 新生児はビタミンKの欠乏に陥りやすく、出生後数日で起こる新生児メレナ(消化管出血)や約1か月後に起こる頭蓋内出血は、ビタミンKの不足によって起こることが知られている。B フェニルケトン尿症、ガラクトース血症などの先天性代謝異常症の場合は、治療用として特殊ミルクを与える。C ペプチドミルクは、調製粉乳から乳糖を除去し、ブドウ糖におきかえた育児用粉乳であり、乳糖を分解する酵素が欠損していたり、一時的に活性が衰えていて乳糖を摂取すると下痢を起こしたりする場合に用いる。D 精製アミノ酸乳は、精製アミノ酸をバランスよく配合し、ビタミン、ミネラルなどを添加しており、牛乳たんぱく質を含まないので、アレルギー症状が重篤な乳児に用いられる。
Q 78 : 次の文は、子どもの疾病や症状と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 口内炎では、食事の調味はうす味とし、酸味、香辛料は避けて、体温程度で与える。B 下痢の際は、脂肪の多い食品や料理は控えるようにする。C 便秘の場合、食欲不振の有無を確認するとともに、腸の蠕動運動を促す食物繊維の多い食物を与えるようにする。D 吐き気や嘔吐がある場合は、それらが治まってから水分の補給を行う。少量の水分を与え、嘔吐しないことを確認し、少しずつ増量する。
Q 79 : 次の文は、障害のある子どもの食事介助に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 介助者は、子どもと同じ目の高さで介助することが基本である。B スプーンの幅は、口の幅よりも大きなものを選ぶとよい。C 水分摂取は、スプーンによる摂取ができるようになったら、コップを使用する練習に移るとよい。D コップは、鼻に当たる部分がカットされていると、水分を摂取しやすい。
Q 80 : 次の文は、摂食・嚥下が困難な子どもの食事についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 頭を後方に反らすと、そしゃくや嚥下がしにくくなるので、首の筋肉がリラックスするように、頭を少し前かがみにするとよい。B 一口量を加減して、多くなりすぎないように注意する。C そしゃくや嚥下がしやすい食品として、パサパサしているもの、口の中にくっつきやすいものがあげられる。D 酸味の強い食品は、むせやすく誤嚥されやすい。
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