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保育士
発達心理学
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Q 1 : 次の文は、ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)の発達理論に関する記述である。(A)〜(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。子どもの認知発達は、2つのレベルで行われる。1つは、(A)の発達レベルで、他者の助力なしに、自力で遂行可能な能力のレベルである。もう1つは、(B)な発達レベルで、大人や仲間の援助を受け入れて問題解決が可能となる能力のレベルである。この2つのレベルの間の領域を(C)という。認知発達は、コミュニケーションを基盤とした(D)から、(E)した機能への移行過程である。
Q 2 : 次の文は、人間の出生時の特徴に関する記述である。(A)〜(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。(A)は、(B)である高等哺乳類の重要な特徴は、感覚器官の胎生的発達であり、(C)の動物の誕生時に相当する段階を、母胎内で経過していくことだという。しかし、人間の場合、感覚機能はあてはまるが、運動機能は全く未成熟であり、人間本来の運動形態である(D)までには1年以上かかる。この矛盾こそ、人間に特有のものであり、この状態は(E)とよばれている。
Q 3 : 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A新生児は足裏の外側面に刺激を受けると、足の親指が反り返ったり、他の4本の指が扇状に開いたりする。B新生児は仰向けに寝た状態で頭部を左右どちらかに向けると、顔を向けた側の上下肢を伸ばす。C新生児の手のひらの内側をそっと撫でると、新生児はそれをつかもうとするかのように手を握る。D新生児の寝ているベッドを強く叩いたりすると、新生児は両腕を広げて抱きつくような動きをする。【Ⅱ群】 ア モロー反射 イ バビンスキー反射 ウ 緊張性頸反射 エ 把握反射
Q 4 : 次の文は、乳幼児の外界認知に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aメルツォフ(Meltzoff,A.N.)は、おしゃぶりを使った実験から、乳児が触覚と視覚という別々の感覚でとらえた物の形を関係づけて、把握していることを示した。Bハーロー(Harlow,H.F.)は、サルの代理母実験から、愛着形成における接触刺激の重要性を示し、愛着対象は安全基地として機能することを示した。Cピアジェ(Piaget,J.)は、偶然行った行動が強化されつづけていく循環反応という概念を用いて、生後2歳までの外界認知を第1次循環反応と第2次循環反応の二つに区別した。Dサラパテク(Salapatek,P.)は、生後1日であっても、三角形の図形が呈示されると、ひとつの角を集中的に走査することを実験的に明らかにした。
Q 5 : 次の文のうち、ごっこ遊びを支える幼児の認知的能力として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A他者のふりを理解することができる。B役割や約束事を理解することができる。C出来事の順序についての知識(スクリプト)を獲得している。D自他のイメージが必ずしも同じでないことを理解することができる。
Q 6 : 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の一部である。(A)〜(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。子どもは、様々な(A)との(B)により発達していく。すなわち、子どもの発達は、子どもがそれまでの(C)を基にして、(A)に働きかけ、(A)との(B)を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、(D)を獲得していく過程である。
Q 7 : 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の記述である。A〜Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能や、指先の機能が発達する。B全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きが巧みになる。C基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事、排泄、衣類の着脱などもほぼ自立できるようになる。D全身運動が滑らかで巧みになり、快活に跳び回るようになる。
Q 8 : 次の文は、認知の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A日常生活で獲得した知識・素朴概念は、科学的概念と矛盾しないことが知られている。Bピアジェ(Piaget,J.)によれば、数や量の保存は、重さや体積の保存より早く獲得される。C初期の言葉の習得は、主に名詞に始まり、次に動詞、形容詞が加わっていく。D記憶の方略としてリハーサルを自発的に使い始めるのは7歳前後である。
Q 9 : 次の文は、青年期の発達的特徴に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 10 : 次の文は、成人期から老年期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aエリクソン(Erikson,E.H.)の成人期の発達課題は「生殖性(世代性)」であるが、それは自身の子育てだけでなく、職場での人材育成や広く人の世話をすることも意味する。Bアイデンティティの形成は青年期特有のものではなく、成人期以降も「揺らぎ」、「組み替え」、「再構築」、「確立」という過程が繰り返される。C中年期の心理的変化は否定的変化を意識することが多く、その内容は身体感覚の変化や、時間的展望のせばまりと逆転、老いへの不安などである。D老年期であっても健康で自立し社会に貢献できる可能性を示す概念は、サクセスフル・エイジングとよばれる。
Q 11 : 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A 発達の速度や方向は、子どもによって異なる。B学習の成立や能力の発達には適した時期がある。C子どもは環境に影響されるだけではなく、周囲の環境を変化させつつ発達する。【Ⅱ群】ア 敏感期 イ 相互作用 ウ 個人差
Q 12 : 次の【Ⅰ群】の人名と【Ⅱ群】の事項を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A スキナー(Skinner,B.F.) B ブルーナー(Bruner,J.S.) C バンデューラ(Bandura,A.)【Ⅱ群】アプログラム学習イ 社会的学習理論 ウ 精神分析理論 エ 発見学習
Q 13 : 次の【I群】の用語と【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A共同注意(ジョイント・アテンション)B社会的参照C心の理論D自尊心【Ⅱ群】ア行動の達成の成功や失敗の原因を推論する過程。イ自分自身を基本的に価値あるものとする全般的な評価。ウ1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすること。エ視線や指さしについて、何を見たり、何を指しているかを相互了解すること。オ他者の内面において、自分の知っていることと異なる信念があるとわかること。
Q 14 : 次の文は、胎児期の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A胎児は、外界からの音刺激を受けて、体を動かすことがある。B胎児は、指しゃぶりといった反射行動をすでに始めている。C胎児は、すでに味覚刺激を弁別している。
Q 15 : 次の文は、人とのかかわりの発達についての記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 16 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の(7)「おおむね5歳」の一部として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A運動機能はますます伸び、喜んで運動遊びをしたり、仲間とともに活発に遊ぶ。B役割の分担が生まれるような協同遊びやごっこ遊びを行い、満足するまで取り組もうとする。C他人の役に立つことを嬉しく感じたりして、仲間の中の一人としての自覚が生まれる。D異なる思いや考えを認めたりといった社会生活に必要な基本的な力を身に付けていく。
Q 17 : 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の記述である。A〜Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かるようになる。B指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、二語文を話し始める。C喃語などで自分の欲求を表現し、これに応答的に関わる特定の大人との間に情緒的な絆が形成される。D語彙も著しく増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになる。
Q 18 : 次の文は、道徳判断の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A子どもの道徳判断は、既存の道徳を受容する自律的判断から、仲間との対等の関係の中でルールをつくりだそうとする他律的判断へと移行すると、ピアジェ(Piaget,J.)は提唱した。Bコールバーグ(Kohlberg,L.)は、道徳性を正義と公平さであると規定し、その観点にたって児童から成人をも含む道徳性の発達段階を提起した。C役割取得とは、他者の立場に置かれた自分を想像することにより、他者の意図や感情を推論することであり、道徳判断の発達とも関連する。Dアイゼンバーグ(Eisenberg,N.)は、向社会的な道徳判断の発達段階を提唱し、すでに幼児期において、内面化された価値によって他者の尊厳を守ろうとする傾向があるとした。
Q 19 : 次の文は、遊びの発達についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aピアジェ(Piaget,J.)によれば、遊びはその時点での発達の水準を反映した活動と考えている。Bイメージを共有できるようになると、役割分担が生じたり、持続時間が長くなったりして、遊びが豊かになる。C遊びの中で生じる対立やけんかを経験することによって、ルールをつくったり、変更したりするなど社会的スキルを身につけていく。Dパーテン(Parten,M.B.)の遊びに関する研究では、一人遊びを高い発達水準とみなした。
Q 20 : 次の文は、子どもの認知に関する記述である。(A)〜(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。子どもは自分の思考過程を(A)し、結果を予測したり分析したりするようになる。これを(B)と呼んでいる。このような(B)は、(C)くらいから発達が始まり、次第に自分の思考を振り返ることが可能となる。こうした態度は、学校の学習において多く求められるようになり、例えば、自分で検算して間違いを見いだすことができるようになると、計算することがおもしろくなるといった(D)に結びついていく。
Q 21 : 次の【Ⅰ群】の語句と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A マイクロシステム B 発達の最近接領域 C 感覚運動的知能の段階 D インプリンティング【Ⅱ群】アヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)イブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner,U.)ウローレンツ(Lorenz,K.)エピアジェ(Piaget,J.)
Q 22 : 次の文は、発達初期の睡眠に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A胎児期の後期には、生後の睡眠と覚醒パターンの生理的指標となる眼球運動が観察される。B新生児では、睡眠と覚醒を一日に何回も繰り返す多相性睡眠がみられる。C睡眠リズムは生理的な基盤から生じるものであり、乳児期には環境からの影響を受けることはない。D睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に区分され、新生児は成人よりも睡眠中のノンレム睡眠の割合が大きい。
Q 23 : 次の文は、愛着に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aルイス(Lewis,M.)は、誕生時からさまざまな人との間に質の異なる人間関係を結び、その中から愛着関係が生まれるという説を提唱した。Bハーロー(Harlow,H.F.)による代理母実験は、愛着関係は飢えや渇きの充足のみでは形成されないことを示した。Cボウルビー(Bowlby,J.W.)による愛着の発達段階は4つに区分され、最終段階には特定の人物への接近の維持を掲げている。Dエインズワース(Ainsworth,M.D.S.)らは、愛着の質を測定するためにストレンジ・シチュエーション法を開発した。
Q 24 : 次の文は、ことばの発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 幼児のひとりごとを、ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)は自己中心性の現れであるとし、ピアジェ(Piaget,J.)は、外言が内言として内在化する過程で出現するとした。B 3歳頃になると、社会的な場面でどのようにことばを用いるかについての知識を急速に獲得し、話し相手によって会話の仕方をかえることがある。C 子音と母音が繰り返される反復喃語を乳児が発するようになるのは、6〜7か月頃である。D 幼児がことばを模倣する段階では、育つ環境の言語音を生みだす構音能力が必要となる。
Q 25 : 次の文は、運動機能の発達についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A幼児の運動能力の発達には、自分の体を状況に合わせてコントロールするという認知的な身体調整力を必要とする。B乳児は、手を伸ばしたり、握ったりなどして、環境にはたらきかける。C幼児期は、その後の発達期に比して筋力や持久力の増大が著しく、平衡性、巧緻性といった体を調整する機能が発達する。D児童期は、競争意識や共同意識(協同意識)が高まり、ドッジボールやサッカーといったスポーツを好むようになる。
Q 26 : 次の文は、職業的自己概念についての記述である。A〜Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A職業生活において期待される役割は多く、それだけに難しい問題を抱えている。年齢と能力に応じた役割の変化をどのように受け入れるかが重要である。B将来なりたいものとして、テレビの登場人物や身近な大人、自分の欲しいものやしたいことに関する仕事が数多くあげられ、またそれらは容易に変化する。Cさまざまな能力の下降的変化を考え合わせ、これまでの自分の生き方を整理、統合して、それぞれの能力に合った人生の過ごし方を考えることが必要となる。D職業の意義が重視され、職業につくための具体的で計画的な努力がなされる。今まで目標が明確だった者は、それが本当に自分に適しているかどうか悩むことがある。
Q 27 : 次の文は、成人期から老年期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aレビンソン(Levinson,D.J.)によると、成人前期から中年期にかけて、安定した生活構造をつくる時期と生活構造が変化する過渡期が交互に現れて進むという。Bバルテス(Baltes,P.B.)は、実証的研究によって英知は必ずしも高齢者に特有の心理的能力でないことを明らかにした。Cエリクソン(Erikson,E.H.)によると、成人初期には「生殖性」が、成人期には「親密性」が発達課題であるという。Dカウフマン(Kaufman,S.)は、高齢者が新たに生み出し、維持するアイデンティティをエイジレス・セルフと呼んでいる。
Q 28 : 次の文は、保育における子どもの発達のつまずきの捉え方や対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aつまずきは、子ども自身の課題であると同時に、その子どもに関わる人々との関係性の課題でもある。Bつまずきに対応する際は、家庭での生活リズムとは切り離して、集団生活におけるリズムを重視する。C集団の中でつまずきに、子どもたちが共に対応する経験をできているかどうか見極めることが大切である。D一斉指導と個人指導を組み合わせたつまずきに対応する個別の指導計画は、変更することなく厳格に実行していくことが重要である。E子どものつまずきに対応するには、普段からメモをとったり、保育者集団で振り返ったりして、保育者が自分自身の保育を見直すことが大切である。
Q 29 : 次の文は、子どもの行動観察における記録法に関する記述である。(A)〜(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。保育においては、参加しながら観察する(A)がよく用いられる。その際の記録法としては、対象や出来事をすべて筆記記録する(B)、VTRによる(C)、行動目録を用いる(D)、目的とした行動のみを記録する(E)などがある。
Q 30 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の(7)「おおむね5歳」の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A基本的な生活習慣が身に付き、運動機能はますます伸び、喜んで運動遊びをしたり、仲間とともに活発に遊ぶ。B話し言葉の基礎ができて、盛んに質問するなど知的興味や関心が高まる。C他人の役に立つことを嬉しく感じたりして、仲間の中の一人としての自覚が生まれる。D予想や意図、期待を持って行動できるようになる。
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