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保育士
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Q 1 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の2「保育所の役割」の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。保育所は、その目的を達成するために、保育に関する(A)を有する職員が、(B)との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を(C)に行うことを特性としている。
Q 2 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・生命、自然及び社会の事象についての(A)を育て、それらに対する豊かな心情や(B)の芽生えを培うこと。・(C)の中で、(D)への(A)を育て、話したり、聞いたり、相手の話を理解しようとするなど、言葉の豊かさを養うこと。・様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、(E)の芽生えを培うこと。
Q 3 : 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の2「保育の内容等の自己評価」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ア保育士等は、保育の計画や保育の(A)を通して、自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して、その(B)の向上や保育実践の改善に努めなければならない。イ保育士等による自己評価に当たっては、次の事項に留意しなければならない。(ア)子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの(C)や意欲、(D)などに十分配慮すること。
Q 4 : 次の文のうち、倉橋惣三の著作『育ての心』の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 子どもの心もちは、極めてかすかに、極めて短い。濃い心もち、久しい心もちは、誰でも見落とさない。かすかにして短き心もちを見落とさない人だけが、子どもと俱にいる人である。B すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。C 教育はお互いである。それも知識を持てるものが、知識を持たぬものを教えてゆく意味では、或いは一方が与えるだけである。しかし、人が人に触れてゆく意味では、両方が、与えもし与えられもする。D 子どもを愛するがいい。子どもの遊びを、楽しみを、その好ましい本能を、好意をもって見守るのだ。
Q 5 : 次の【I群】の記述と【II群】の事項を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A野口幽香と森島峰が寄付を募って、1900年に設立した。B赤沢鍾美によって設立された私塾で、託児施設が設置されていた。C日本で最初の私立幼稚園として1880年に開設された。【II群】ア 東京女子師範学校附属幼稚園 イ 二葉幼稚園 ウ 桜井女学校附属幼稚園 エ 新潟静修学校
Q 6 : 次の文は、モンテッソーリ(Montessori,M.)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aスイスの教育思想家であり教育者であった。ルソー思想に共鳴し『隠者の夕暮』『リーンハルトとゲルトルート』などを著した。B「保育学校」(nurseryschool)を創設し、健康増進と生活習慣形成に関する保育内容を充実させた。Cローマのスラム街に「子どもの家」を開設し、十分に親の保護を受けていない子どもを収容して子どもの生活を落ち着かせ、独自の教具を用いて保育を行った。D『創造する子供』『幼児の秘密』『子どもの発見』などの著作がある。
Q 7 : 次の文は、フレーベル(Fröbel,F.W.)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A『人間の教育』『母の歌と愛撫の歌』などを出版するとともに、世界初の幼稚園を創設した。B「子どもの発見者」とも呼ばれ、児童中心主義や経験主義教育、児童心理学の源と評される。C産業革命が急速に進んでいたイギリスで、「幼児学校」を開設し、子どもの保護と教育を行った。D50代の半ばで、幼児の真の遊びを育む道具の製作を志し、自ら考案した遊具を「恩物」と名付けて普及に努めた。
Q 8 : 次の文は、オーエン(Owen,R.)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A教育の中で叩いたり罵倒したりすることを批判し、子どもには愛情をもって接することを重視した。B自ら創設した「性格形成学院」で理想的な人格を形成することを目的とした教育を行った。C 1816年グリースハイムにおいて「一般ドイツ学園」を開設した。D内言としての子どもの独り言に注目し、『思考と言語』において内言理論を構築した。
Q 9 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」の一部である。(A)~(F)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・保育所は、子どもの(A)に十分配慮するとともに、子ども一人一人の(B)を尊重して保育を行わなければならない。・保育所は、(C)との交流や連携を図り、保護者や(C)に、当該保育所が行う保育の内容を適切に(D)よう努めなければならない。・保育所は、入所する子ども等の(E)を適切に取り扱うとともに、保護者の(F)などに対し、その解決を図るよう努めなければならない。
Q 10 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境と、施設や遊具などの物的環境があるので、保育所はこれらの個々の環境を活かすように努めること。B子ども自らが環境に関わり、また、保育士等の指示に従うことを通して、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。C子どもの活動が豊かに展開されるよう、地域、家庭、保育所の設備や環境を整え、子どもの安全を第一に努めること。D保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。E子どもが人と関わる力を育てていくため、子ども自らが周囲の子どもや大人と関わっていくことができる環境を整えること。
Q 11 : 次の保育所での5歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】9月に入り、保育士は子ども達に向けて運動会の種目にリレーを提案した。話し合いの結果、8人ずつ3チームに分かれて行うことになった。リレーの練習が始まって数日が経過すると、「同じチームばっかり勝っている」「速い人ばっかり集めている」と子どもたちに不満が出てきた。【設問】「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」に示される発達過程や第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A運動会まで日にちがないので、保育士がクラス全員のタイムを計って、3チームが均等になるように再編成する。B「同じチームばっかり勝っている」「速い人ばっかり集めている」ことについてクラスで話し合う。C運動会は、勝つことばかりがいいのではないと、子どもたちに話す。D負けてばかりいるチームに速く走れるよう練習することや走り方を伝えて、「頑張れ」と言う。E子どもたちで解決できるようにと考え、もう少し様子を見ることにする。
Q 12 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。【I群】の「ねらい」と【II群】の「内容」を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。B一人一人の子どもが、安定感を持って過ごせるようにする。【II群】ア 家庭との連絡を密にし、嘱託医等との連携を図りながら、子どもの疾病や事故防止に関する認識を深め、保健的で安全な保育環境の維持及び向上に努める。イ 身の回りを清潔にし、衣類の着脱、食事、排泄など生活に必要な活動を自分でする。ウ 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。エ 保育士等や友達との安定した関係の中で、共に過ごすことの喜びを味わう。オ健康な生活のリズムを身に付け、楽しんで食事をする。
Q 13 : 次の【I群】と【II群】は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。【I群】の「領域」と【II群】の「内容」を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A 健康 B 人間関係 C 環境 D 言葉 E 表現【II群】ア 保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。イ 好きな玩具や遊具に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。ウ 自分でできることは自分でする。エ 一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。オ 保育士等や友達と触れ合い、安定感を持って生活する。カいろいろな素材や用具に親しみ、工夫して遊ぶ。キ一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく。
Q 14 : 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(3)「指導計画の作成上、特に留意すべき事項」の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・子どもの生活や(A)の(B)を踏まえ、保育の内容の工夫を図るとともに、就学に向けて、保育所の子どもと小学校の児童との交流、(C)交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図るよう配慮すること。・子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、(D)の下に、(E)の資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること。
Q 15 : 次の保育所での2歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Gちゃんと保育士が砂場で型抜きをして「たんたん誕生日...」とケーキに見立てて歌いだす。近くで砂遊びをしていたH君が歌の途中でさっと寄って来て足でケーキを踏みつぶしてしまった。Gちゃんはキョトンとし、H君も踏みつぶした跡を眺めている。保育士がH君に「踏んじゃいやだー!手で食べてよ!」と言い、保育士が歌いながらケーキを作り始めるとH君も座り込んで3人でケーキを作り始める。そこへJちゃんがやって来て無言でさっとケーキを踏みつぶす。保育士が「ありゃー、踏んじゃった」と言いながらも、手で山を作りながら歌い続けていると、3人も嬉しそうに山を囲んで歌に合わせて手をたたいた。保育士が「ふーってやって」と言うと、一人ずつ嬉しそうにローソクを消してケーキを食べる真似をした。【設問】「保育所保育指針」の第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応についての振り返りとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A大人である保育士が「踏んじゃいやだー!」と子どものようにH君に言ったことは言葉を獲得する時期の子どもへの対応として不適切である。B Gちゃんの作ったケーキを踏みつぶしたH君にきちんと注意すれば、その様子をみていたJちゃんもケーキを踏みつぶすことがなかったと思う。C模倣も盛んになってきているので、保育士が子どもと一緒にごっこ遊びをすることはこの時期には大切な経験である。Dこの遊びの場面では、「ケーキを踏みつぶしてはいけない」と言うのではなく、どうすれば楽しく遊べるのかを一緒に遊びながら伝えることが大切である。E楽しく遊ぶことよりも、ケーキを踏みつぶしたH君とJちゃんには、その場でGちゃんに謝らせるべきであった。
Q 16 : 次の文は、「児童福祉法」における保育士に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 17 : 次の文は、保育所での個人情報の保護に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育士は、保育に当たり知り得た子どもや保護者に関する情報を正当な理由なく漏らしてはならず、また、保育士でなくなった後においても同様であり、「児童福祉法」第18条の22には、保育士の秘密保持義務について明記されている。B平成15年に制定された「個人情報の保護に関する法律」においても、個人情報は「個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべき」ものであることが示されている。C保護者への伝達、保護者同士の交流や地域交流などに必要な情報交換等については、関係者の承諾を得ながら適切に進める必要がある。D保育士の守秘義務よりも、「児童虐待の防止等に関する法律」にある通告義務の方が優先される。
Q 18 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第7章「職員の資質向上」の2「施設長の責務」の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育所の役割や社会的責任を遂行するために、法令等を遵守し、保育所を取り巻く社会情勢などを踏まえ、その専門性等の向上に努めること。B第4章(保育の計画及び評価)の2の(1)(保育士等の自己評価)及び(2)(保育所の自己評価)等を踏まえ、職員が保育所の課題について共通理解を深め、協力して改善に努めることができる体制を作ること。C職員及び地域の課題を踏まえた保育所内外の研修を体系的、計画的に実施する上で、特に保育技術に関する研修を重視すること。
Q 19 : 【事例】Pちゃん(1歳7か月)が、夜泣きをするので、とても疲れてもう子育てができないと、母親が連絡帳に書いてきた。担当の保育士がその日の連絡帳に書く内容として、「保育所保育指針」第6章「保護者への支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「保育所では睡眠や生活には問題ないので、家庭でもう少し頑張ってみて下さい」と伝える。B「寝不足で大変ですね」と、母をねぎらう。C「何かの病気が夜泣きの原因だと考えられるので、すぐに小児科で診察してもらって下さい」と受診を勧める。D「お母さんの時間がとれる時に、ゆっくりお話しませんか」と提案する。
Q 20 : 【事例】Pちゃん(1歳7か月)が、夜泣きをするので、とても疲れてもう子育てができないと、母親が連絡帳に書いてきた。保育所の対応として、「保育所保育指針」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育所の看護師がPちゃんの母親を呼んで、助言する。B保護者同士で共感し合える機会を作る。C母親の話を聞く機会を作る。D Pちゃんの母親の問題なので、保育所としては特に対応しない。
Q 21 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部として正しいものを一つ選びなさい。
Q 22 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「保育に関わる全般的な配慮事項」の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・子どもの(A)や(B)の違いを認め、互いに尊重する心を育てるよう配慮すること。・子どもの(C)や(D)にも留意しつつ、(E)などによる固定的な意識を植え付けることがないよう配慮すること。
Q 23 : 次の文は、諸外国における子どもや保育の思想についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aルソー(Rousseau,J.-J.)は、『幼児教育書簡』『リーンハルトとゲルトルート』に自らの教育方法を著している。Bオーベルラン(Oberlin,J.F.)は、独仏国境の山間部の村に牧師として赴任し、村人を貧困と道徳的荒廃から救済する事業を興した。Cモンテッソーリ(Montessori,M.)は、一連の体系的教具を自ら開発し、これらを含んだ環境を整えることが、保育者の重要な役割であるとした。Dロック(Locke,J.)は、子どもは白紙の状態で生まれるとし、そのため教育が与える影響が大きいと主張した。Eエレン・ケイ(Key,E.)は、『児童の世紀』を著し、子どもの自己決定力の育成、体罰の拒否、子ども固有の権利などを訴えて注目を浴びた。
Q 24 : 次の文は、日本における保育の先駆者についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A倉橋惣三は、幼児教育内容調査委員会の委員として、1948(昭和23)年刊行の「保育要領」の作成に携わった。B赤沢鍾美は1890(明治23)年、日本で初めて農繁期託児所を開設した。C明石女子師範学校付属小学校・幼稚園の主事であった及川平治は、アメリカの進歩主義教育の影響を受けて、児童中心主義に基づく生活が大切であると主張し、その教育成果を『分団式動的教育法』として著した。D野口幽香らによって1900(明治33)年に開設された二葉幼稚園は、貧民家庭の幼児を対象として保育を行い、1916(大正5)年に二葉保育園と改称した。
Q 25 : 次の文は、アメリカの「ヘッド・スタート・プログラム」についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A1960年代半ばに「貧困との闘い」政策の一環として開始された、小学生対象の補償教育である。B貧困家庭の幼児を対象に、身体的、知的、情緒的な発達上の不利を小学校入学前に解消することで入学後の学習効果の促進を意図した。C「豊かで楽しい経験」「美しい情操を養う」がモットーとされている。D著しい成果が実証されず、プログラムは中止された。E教師、保育者、医師、栄養士や地域の人々の協力態勢の下で実施されている。
Q 26 : 次の文は、保育の目標についての記述である。「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」に照らして考えた場合、不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 27 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「養護」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。B「ねらい」は、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育士等が行わなければならない事項及び子どもが身に付けることが望まれる心情、意欲、態度などの事項を示したものである。C保育の内容は、子どもの生活や遊びを通して相互に関連を持ちながら、総合的に展開されるものである。D実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意することが必要である。
Q 28 : 保育所における保育士は、「児童福祉法」第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものである。次の文のうち、「児童福祉法」第18条の4の記述として正しいものを一つ選びなさい。
Q 29 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。<子どもたちの姿>子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合った りしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。<ねらい>・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。<内容>・ 自分で考え、自分で行動する。・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。 ・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。M君が、素材置き場から、牛乳パックやアイスクリームの空き容器を探し出し、作品を作り始めた。他の子どもたちもそれに興味を示して、集まってきて、それぞれに作りだした。【設問】この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A何を作っているのかを聞いて、それに合わせた材料を考えて、M君のすぐ手のとどくところに用意する。 B Sちゃんが「先生、M君が作っているみたいなもの、どうやって作るの」と聞いてきたので、「M君にどうやって作ったか教えてもらったら、どうかしら」と答える。C M君と数人の子どもたちの制作をみたPちゃんが、「先生、Pも入れて」と言ってきたので、保育士がM君たちに直接、「みんなで遊ぶことが大切だから、入れてあげるように」と言う。D「先生、ほら、夏休みの思い出をつくったの」とM君が作品を見せてくれたので、「素敵ね。どういう思い出をつくったのかな」と聞く。
Q 30 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。<子どもたちの姿>子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合った りしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。<ねらい>・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。<内容>・ 自分で考え、自分で行動する。・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。 ・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。【設問】この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「夏の思い出に、みんなでプールを作りましょう」と、みんなで一緒にする活動を保育士が決めて、プール制作ができるように、材料を人数分用意する。B一人で夏の遊びの図鑑を見ているRちゃんに、「みんなで作ると楽しいよ。図鑑を片づけて、早くおいで」と、すぐ来るようにと言う。C折り紙で水を作ったり、カニを描いたりしてみんなで一つのプール制作を中心に遊びが盛り上がる。給食の時間になっても、まだ遊びの続きをしたいと、子どもたちが言うので、作品はそのまま残して、給食を食べることにする。D昼寝の時間になり、パジャマに着替えても、T君は布団に入らずに、プール制作の気になるところを直している。T君に昼寝の時間だと声をかけると「あと少し」というので、「それが終わったら布団に入ってね」と声をかける。
Q 31 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「養護に関わるねらい及び内容」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 32 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 33 : 次の文は、障害のある子どもの保育の計画についての記述である。「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」のウ「障害のある子どもの保育」に照らして考えた場合、正しいものを一つ選びなさい。
Q 34 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5月の園内研修の場面である。4歳児クラスでは、支度の済んだ子どもがエプロンをして、給食準備を手伝っている。4歳児クラス担当の保育士が以下の場面を話し、それについて職員間で話し合った。N君は給食準備のお手伝いをしたくて「早い者勝ちだよ」と言いながら、手早く支度をし、毎日エプロンをして給食準備のお手伝いをしている。U君も準備を手伝いたいが、支度が遅くなってしまい、お手伝いができずにいた。それでも、早く支度を終えようと数日、がんばるが、今日もあと一歩のところでエプロンがなくなってしまう。とうとう、目に涙をためて立ちつくすU君。保育士が「U君も一生懸命支度したんだけど、エプロンがなくなって悲しがってるよ」と言うと、N君は「だって早いもん勝ちだもん」と言う。保育士が「U君悲しそうだよ。涙いっぱいだね」と言うと、N君は「だって...」と、少し考えてから、「あした、U君にお手伝いをしてもらおうか」と言う。保育士は「いい考えだね。U君よかったね」と語りかけた。【設問】次のうち、「保育所保育指針」に照らして、この場面での保育士の対応に関する最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 35 : 次の文は、保育所での保護者との連携についての取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A送迎の際に、保護者の気持ちを受け止めて、声をかける。B保護者の養育力の向上のために、送迎の際に、保護者に保育の行動見本を示す。C保護者の養育力の向上のために、保護者会で、各家庭の養育方法を評価する。D親子の愛着関係を深めるために、保護者会で精神科医による家族療法を行なう。E保護者の苦情に対しては、その通りに対応する。
Q 36 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」の一部として正しいものを一つ選びなさい。
Q 37 : 次の文のうち、「児童福祉法」に規定された事業等の内容として不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 38 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】H君(3歳)の母親は日頃、子どものことを優先し、生活リズムを大切にしている。7月のある水曜日、H君の連絡帳に、母親が次のような内容を書いてきた。昨夜、父親が1週間ぶりに出張から帰ってきたため、小学1年生の兄と家族4人で一緒に外食に出かけた。とても楽しく、H君は帰宅後も興奮してはしゃぎ、11時過ぎまで眠れなかった。寝不足なので、心配である。【設問】保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A H君が保育所でも昨夜の様子を話していたことを母親に伝え、家族がそろってうれしかった気持ちに共感する。B H君は寝不足の様子で、いつもは大好きな色水づくりに関心を示さなかったが、午睡を十分にとった後は、元気だったことを伝えて、母親に安心してもらう。C兄も寝不足で、学習に集中できなかったに違いないと心配して、小学校に電話をかけて様子を聞く。D日頃は子どもの生活リズムを大切にしていること、昨日は特別な日だったことを確認して、母の努力をねぎらう。
Q 39 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】3~5歳児の活動に使うために、段ボール・プラスチック・ペットボトル・カンなど、様々な素材を用意することになった。これについて保育士がミーティングを行った際に、保護者にも協力してもらおうという話になり、家庭にある素材を持ってきてほしいという内容の掲示を出すことになった。【設問】掲示の内容として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A子どもたちが、どのような活動に関心を持っているかを、具体的に書く。B家庭にある素材について、子どもと保護者で話をしてほしいことを書く。C持ってこない家庭の子どもは、活動に参加させないことを書く。D洗って持ってきて欲しいことや、危険な素材など、具体的な注意を書く。
Q 40 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Jちゃん(4歳)は母子家庭であり、母親と2人で生活している。ある日、お迎えにきた母親が声をかけても、Jちゃんは母親の顔をちらりと見たが、そのまま友達との鬼ごっこに夢中で、帰ろうとしない。4歳児クラス担当の保育士が、「Jちゃんは、今、この遊びがとても好きなんですよ。5歳児の遊びにも入れてもらい、一緒に楽しんでいます」と話しかけると、母親は「私は子どものしつけができないだめな母親なんです。この先、一人でこの子を育てていくことができるのでしょうか。この頃、とても不安になります。先生、私はどうしたらいいんでしょうか」と言いながら、泣き出した。【設問】保育士が、この段階でまず第一に行う対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 41 : 次の文は、諸外国における保育の先駆者についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aコメニウス(Comenius,J.A.)は、『大教授学』や『世界図絵』等を著した。『世界図絵』は最初の絵入り教科書といわれ、その後の絵本や教科書に影響を与えた。Bオーエン(Owen,R.)は、ドイツに「性格形成学院」を開設し、子どもの保護と教育を行った。Cフレーベル(Fröbel,F.W.)は、教育の目的実現の基盤は乳幼児の健康であると考え、1908年、5歳以下の幼児を対象とする診療所を開設した。Dデューイ(Dewey,J.)は、1907年「子どもの家」の指導の任に就き、国立特殊児童学校で開発した障害児の教育方法を幼児に適用した。Eオーベルラン(Oberlin,J.F.)は、貧困の根本的改革には教育が不可欠と考え、小学校や幼児保護所を設立した。しかし、幼い子どもの教育に携わる女性の教育までには及ばなかった。
Q 42 : 次の文は、日本における保育の歴史的事項についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A日本の都市部において、保育が必要な幼児の保護と教育を行うために設立された最初の施設は二葉幼稚園であった。この施設は赤沢鍾美が慈善により開設したものである。B日本において最も早く設立された正式な幼稚園は、東京女子師範学校附属幼稚園であった。そこではモンテッソーリ教具が配置され、子どもの自由で自主的な活動が保育の中心であった。C幼児教育への期待が高まり普及し始めた1926(大正15)年、「幼稚園基本法」が制定された。これは、日本における幼稚園に関する最初の独立した法律である。D 1947(昭和22)年、「児童福祉法」が制定され、それまでの託児所は「保育所」に転換した。E 1948(昭和23)年、「保育要領」が文部省と厚生省との共同で策定・刊行され、幼稚園と保育所及び家庭における幼児期の教育のあり方が詳細に解説された。
Q 43 : 次の文は、「保育所保育指針」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 1965(昭和40)年に、幼稚園教育にも適用する共通のガイドラインとして通知された。B 1965(昭和40)年に通知されたものの、保育所の機能の中に教育の必要性は認められなかった。C 1965(昭和40)年の通知後、2008(平成20)年に初めて改定された。D 2008(平成20)年に改定されるまでは通知であり、規範性を有する基準としての性格は明確ではなかった。E 2008(平成20)年の改定により、保育士等の自己評価が努力義務となり、専門性の向上や保育実践の改善をはかることが求められることとなった。
Q 44 : 次の文は、「児童の権利に関する条約」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童が有する権利について包括的・網羅的に規定した条約であり、児童には15歳以上は含まれない。B内容には、児童の生存・保護・発達に関するもの、児童の最善の利益に関するもの、児童の意見表明や思想・良心の自由等成人と同様の権利を認めるもの、が含まれている。C父母から分離されない権利や家庭環境の確保についても、規定している。D条約締約国は、毎年児童の権利保障の進捗状況について、国際連合内の児童の権利に関する委員会に報告することが望ましいとされている。
Q 45 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育課程に基づき、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成して、保育が適切に展開されるようにすること。B保育所の生活における子どもの発達過程を見通し、生活の連続性、季節の変化などを考慮し、子どもの実態に即した具体的なねらい及び内容を設定すること。C具体的なねらいが達成されるよう、子どもの生活する姿や発想を大切にして適切な環境を構成し、子どもが主体的に活動できるようにすること。D保育所の保育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに留意し、学習を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。E保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの意見に従い、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。
Q 46 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」の一部として適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A十分に養護の行き届いた環境の下に、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を満たし、豊かな心情や思考力の芽生えを培うこと。B健康、安全など生活に必要な基本的な習慣や態度を養い、社会生活の基礎を培うこと。C人との関わりの中で、人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、自立及び協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培うこと。D生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、生命の保持及び情緒の安定を図ること。E様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うこと。
Q 47 : J保育所の5歳児クラスが就学を控えて、近くの小学校に一日体験に招かれた。J保育所ではこれについて園内の会議で検討し、積極的に取り組むこととした。次の文のうち、その取り組みとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A園の保育の成果をみてもらうために、小学校の音楽の教科書にある曲の楽器と合唱の練習に励む。B小学生との交流を通して、子どもが小学校生活に対して期待感を持てるよう配慮する。C一日体験後に、保育士と小学校教諭との間で意見交換を行うことを提案する。D一日体験後に、J保育所での交流活動を計画し、連続性を持たせる。
Q 48 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の1「乳幼児期の発達の特性」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定するとともに、人への信頼感が育つ。そして、身近な環境から働きかけられることを通して次第に自我が芽生える。B子どもは、子どもを取り巻く環境に主体的に関わることにより、心身の発達が促される。C子どもは、大人との相互の関わりを通じて、身体的な発達及び知的な発達とともに、情緒的、社会的及び道徳的な発達が促される。D乳幼児期の発達は年齢の影響が大きく、生理的、身体的な諸条件や生育環境の違いによる一人一人の心身の発達の個人差はほとんどない。E子どもは、遊びを通して、個が成長し、その後に人への信頼感が形成される。
Q 49 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部である。(A)〜(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・子どもの(A)を大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること。・子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、(B)における活動を効果あるものにするよう援助すること。・子どもが自発的、意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの(C)な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して(D)に保育すること。・一人一人の(E)の状況やその意向を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。
Q 50 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。(A)〜(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・好きな(A)に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。・(B)に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。・生活の中で、様々な物に触れ、その性質や(C)に興味や関心を持つ。・身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、(D)に気付く。・身近な物や遊具に興味を持って関わり、(E)、試したりして工夫して遊ぶ。
Q 51 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】4歳児クラスのM君は、数人の友達が砂場で砂山を作っているのを見ていたが、友達が大きなトンネルを掘ろうと話し合っているときに、さっと砂場に入り、トンネルを掘ろうとした。友達に「M君とは遊んでいない。」と言われると、足で砂山を踏みつぶしてしまった。砂山を作っていたHちゃんが「もう、M君とはずっと遊ばない。だいっきらい。」と叫んだ。いつものM君は、自分の意見が通らないとかんしゃくを起こすことが多いのだが、このときは園庭の隅に一人で走っていき、みんなに背を向けてこらえている様子である。砂場の友達は砂山を作りなおして遊びの続きをしている。【設問】この場にいた保育士が、まず第一に行う対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 52 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】4歳児クラスのM君は、数人の友達が砂場で砂山を作っているのを見ていたが、友達が大きなトンネルを掘ろうと話し合っているときに、さっと砂場に入り、トンネルを掘ろうとした。友達に「M君とは遊んでいない。」と言われると、足で砂山を踏みつぶしてしまった。砂山を作っていたHちゃんが「もう、M君とはずっと遊ばない。だいっきらい。」と叫んだ。いつものM君は、自分の意見が通らないとかんしゃくを起こすことが多いのだが、このときは園庭の隅に一人で走っていき、みんなに背を向けてこらえている様子である。砂場の友達は砂山を作りなおして遊びの続きをしている。【設問】この場にいた保育士のHちゃんへの言葉かけとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「そんな言葉を言ってはいけない。」と、仲間はずれを強く制止する。B「だいっきらいって、言ってもいいんだっけ?」と、Hちゃんが基本的な態度を身につけることができるように問いただす。C「M君は、いつも乱暴だからね。『そういう子とは遊ばない』と、みんなで強く言った方がいい。」と、Hちゃんを支持する。D「砂山こわれちゃって大変だったね。何があったのか、聞かせてくれる?」と、Hちゃんが自分の思いを言葉で表現できるよう話しかける。E「もう少しでできるところだったのに残念だったね。M君はなんでこわしちゃったんだろうね。」と、Hちゃんの思いを受けとめた上で、M君の気持ちに気づくことができるよう問いかける。
Q 53 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】S君(6か月)は、第一子であり、母親が仕事に復帰するために入所してきた。同じクラスの同月齢のTちゃんはS君よりも身体が大きく、動きも活発だった。S君の母親は、S君の身体が小さいので発達も遅いのではないかと心配し、授乳時間と授乳量を何度も繰り返し確認し、時間通りに授乳して全量を飲ませてほしいと要求した。S君は小柄だが、身長・体重は標準の範囲内で、園ではS君の成長・発達について心配はないと考えている。このことを説明して、それぞれの子どものリズムに合わせた授乳が適していることや、発達には個人差があることを伝えている。しかし母親は、翌日も同じことを尋ね、このやりとりが1週間、繰り返された。【設問】入所後まもないこの段階で、保育所が行う対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母親の要求通り、定時に全量を飲ませる。B母親に渡す記録には時間通りに全量を飲ませたことを記し、実際には子どもに応じた授乳を続ける。C子どもの体重と授乳量をグラフにしてわかりやすくしたり、嘱託医によるコメントを伝えるなど、母親が納得できるように工夫しながらやりとりをする。D送迎時などに、母親が子育てへの不安や心配を話すことができるように配慮する。E母親の精神の不安定を疑い、母親に既往歴を尋ねる。
Q 54 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】4月に入所してきたW君(4歳)は、入所して半年が経過した。気に入った玩具があると友達が使っていても何も言わずにさっと取ってしまったり、順番を待てないなど衝動的であり、保育士の話を聞いていないなど不注意が気になる。母親は子どもの発達について心配している様子はみられない。【設問】担当保育士が、この段階で行う対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母親が心配していないので、保育士はそのまま何もしない。B母親には何も言わずに、保育所から直接、療育機関にW君の発達状況と母親の連絡先を伝える。C母親にW君は発達障害であると話し、療育機関を受診するようにと指導する。D毎年行っている保育参加に誘い、母親が子どもの発達に関心を向けるきっかけづくりをする。E保育所内で話し合い、W君に適した関わり方や環境を工夫する。
Q 55 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳児クラスではエンドウマメを栽培し、収穫して、自分たちでさやから豆をとり出して、豆ご飯づくりをした。子どもたちは、「ころころしているね。」「森のにおいがする。」など、豆ご飯の味を自分なりの言葉で表現しながら、楽しんで食べていた。担任保育士は、収穫から豆ご飯を食べるまでの子どもの様子をクラスだよりに書いて、保護者に伝えた。【設問】クラスだよりの内容として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aエンドウマメを収穫するときにみんなが同時にしようとしてけんかになったが、子ども同士で話し合って順番を決めていた。B調理の職員からの説明を、熱心に聞いていた。Cエンドウマメのさやむきが上手でない子どもがいたが、もっと家で練習しておいてほしかった。D4歳児クラスにも豆ご飯を届けに行って、喜ばれた。E豆ご飯の味をさまざまな言葉で表現していたので、どんな味がしたかを子どもに聞いてほしい。
Q 56 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y君(3歳)、Kちゃん(2歳)は、父母と小学生の3人の兄姉がいる7人家族である。最近、Y君は母親と離れる時に大泣きし、Kちゃんも不安定な様子が続いている。園長が母親に話を聞くと、夜、夫婦で頻繁に遊びに出かけ、長時間留守にしていることがわかった。子どもたちだけを家に残して危険ではないかと尋ねると、母親は「5人も育てるのは大変。気晴らしぐらい必要。自分たちのお金で好きなことをして、どうして保育園に文句を言われるのか。」と激しく怒り、話し合いを拒否して帰った。【設問】この段階で園が行う対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童虐待の通告をする。B兄姉が通う小学校に直接連絡し、父母の態度を詳しく説明して小学校でも指導してほしいと話す。C保育所内で会議を開き、対応について話し合う。D担任保育士が一人で家庭訪問をして、父母に厳しく注意する。
Q 57 : 次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保護者への支援の基本は、子どもの最善の利益を考慮し、子どもの福祉を重視することであり、保護者とともに、子どもの成長の喜びを共有していくことである。B保護者の多忙な状況を踏まえ、保育に関する知識や技術などの保育士の専門性を生かして保育士等から積極的に助言や指示をして、保護者の養育力の向上に努めるようにする。Cたとえどのようなことがあっても、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密を保持しなければならない。D入所している子どもの保護者に育児不安等が見られる場合には、保護者の希望の有無にかかわらず、個別の支援を行わなければならない。E地域における子育て支援は、児童福祉法第2条の3の規定に基づき、入所児童の保育に関わりなく地域の実情に応じて、地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うようにする。
Q 58 : 次の文は、「児童福祉法」及び「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 59 : 次の文は、乳幼児の保育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「幼稚園教育要領」も「保育所保育指針」も告示であり、法的拘束力がある。B保育所は、保育に欠ける乳幼児に対する家庭養育の補完を任務としており、地域の子育て支援は、保育所の任務とすべき課題ではない。C保育所は「児童福祉法」に規定され、幼稚園は「学校教育法」に規定されているが、乳幼児を保育する施設であることは共通する。「保育所保育指針」、「幼稚園教育要領」ともに、保育とは教育と養護が一体化したものと記述している。D市町村は「児童福祉法」の規定に基づく報告や通知を受けた児童について、必要があると認めたときは、その保護者に対し、保育所や家庭的保育事業による保育の申し込みを勧奨しなければならない。
Q 60 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。B保育所は、地域社会との交流や連携を図る。C保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。D保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱う。E保護者の苦情などに対しては施設長が対応し、個人情報保護の観点から施設外の者は苦情解決には関わってはならない。
Q 61 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部である。( A )~( G )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・ 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の( A )を把握するとともに、子どもが( B )と信頼感を持って活動できるよう、子どもの( C )としての思いや願いを( D )こと。・ 子どもが自発的、( E )に関われるような環境を構成し、子どもの( C )的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい( F )が得られるように、生活や遊びを通して( G )に保育すること。
Q 62 : 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境、( A )や遊具などの物的環境、更には自然や社会の( B )などがある。保育所は、こうした人、物、場などの環境が( C )に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、( D )に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。
Q 63 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】「保育原理」の授業で、幼保連携型認定こども園と保育所について学びました。その後、グループで学んだことについて話し合い、グループの意見として発表することになりました。【設問】次の文は、各グループの発表の内容である。適切な内容を○、不適切な内容を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 幼保連携型認定こども園では、養護の視点を配慮する必要がない。B 保育所は、3歳未満児には養護のみを行い、3歳以上児には養護と教育を一体的に行う施設である。C 幼保連携型認定こども園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の子どもに対する教育並びに保育を必要とする子どもに対する保育を一体的に行う施設である。D 保育所の保育は、0歳から就学前までの子どもを対象として養護と教育を一体的に行う。
Q 64 : 次の文は、新潟静修学校託児所についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 大正時代に設置された日本で最初の公立保育施設である。B 明治時代に開設された私塾に付設された施設で、専従の大人が子どもを預かり世話をした。C 後に「守孤扶独幼稚児保護会」と名付けられた。D 筧雄平の指導の下に開設された農繁期託児所の一つである。
Q 65 : 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A 彼の著作である『エミール』において、子ども固有の時期があることを主張し、子どもは未成熟な大人であるとする当時の子ども観に一石を投じた。B 最も恵まれない子どもを豊かに育む方法こそ、すべての子どもにとって最良の方法であるとする信条のもと、保育学校を創設し医療機関とも連携を図って保育を進めた。【Ⅱ群】ア マクミラン(McMillan, M.)イ デューイ(Dewey, J.)ウ エレン・ケイ(Key, E.)エ ルソー(Rousseau, J.-J.)
Q 66 : 次の【Ⅰ群】の事項と【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A ヘッドスタート計画B レッジョ・エミリア・アプローチC モンテッソーリ・メソッド【Ⅱ群】ア 保育方法の特徴は、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育であり、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部の保育施設での実践イ 1998 年、イギリスにおいて発足した経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラムウ 1965 年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学準備教育エ 子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法オ 1996 年にニュージーランドで作成された、保育の原理と目標の方向性を定めた共通の保育プログラム
Q 67 : 次の文は、保育所職員の資質向上についての記述である。「保育所保育指針」第7章「職員の資質向上」に照らして正しいものを○、誤ったものを× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の倫理観、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となること。B 保育所全体の保育の質の向上を図るため、職員一人一人が、保育実践や研修などを通じて保育の専門性などを高めること。C 保育所全体の保育の質の向上を図るため、保育の内容や方法に関して職員の意思を統一すること。D 職員同士の信頼関係とともに、職員と子ども及び職員と保護者との信頼関係を形成していく中で、常に自己研鑽に努め、喜びや意欲を持って保育に当たること。
Q 68 : 次の文は、「児童の権利に関する条約」第12 条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について( A )に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の( B )及び( C )に従って相応に考慮されるものとする。
Q 69 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。保育士等が、「( A )」及び「内容」を具体的に把握するための( B )として、「( C )に関わる( A )及び内容」と「( D )に関わる( A )及び内容」との両面から示しているが、実際の保育においては、( E )が一体となって展開されることに留意することが必要である。
Q 70 : 次の保育所での3歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】昼食後、思い思いに遊んでいるときに、S君は一人で図鑑を見ている。T君とU君は段ボールや椅子を使い、いつも遊んでいる家を作り始める。つぶれた段ボールを見つけた二人が「これ屋根にするか!」と言いながら、その段ボールを持って家に戻ると、いつの間にか家の中にいたS君が「それはそこじゃない!」と強い口調で言う。T君とU君は少し不満そうであったが何も言わずにいる。S君が「そうだ!これを屋根にすればいい」と床に敷いていたマットを持ち上げる。T君は「そうだ。それを屋根にするか」と一緒に作り始める。そのそばで、ままごと遊びを始めたU君がままごとの机を動かしていると、S君が「机を動かさないで!」と言う。【設問】「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 「お昼寝の前だから、おうちなんかを作ったりしないで、絵本を読んで静かに待っていようね」と3人に声をかける。B S君はわがままだと思うので、「S君、いつも自分の思うようにばかりしないで、仲よく遊ぼうよ」と声をかける。C T君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、S君の提案を受け入れて一緒に遊んでいるT君に「自分たちが作っていたのに、それでいいの?」と声をかける。D U君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、「U君、どうして、おうち作りをやめてしまうの?」と声をかける。E 最近、3人は一緒になったり離れたりしながら遊んでいるので、もう少し様子を見ることにする。
Q 71 : 次の表は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」及び第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」の一部から作成したものである。表中のA~Eにあてはまるア~オの記述の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ア 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。ウ 友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。エ 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。オ 身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。
Q 72 : 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の2「保育の内容等の自己評価」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 保育士等の自己評価は、保育が計画通りに実践されていること、および活動の結果を重視するものである。B 保育士等の自己評価は、自らの保育実践の振り返りとともに、職員相互の話し合い等を通じて、保育の質の向上及び保育実践の改善に努めることにつながるものである。C 保育所の自己評価は、保育所保育指針に記載の項目によるものとする。D 保育所の自己評価は、保育の質の向上を図るために保育士等の自己評価を踏まえて、保育所の保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表しなければならない。E 保育所は、保育内容等の評価に関して、保護者や地域住民等の意見を聴くことが望ましい。
Q 73 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・ 好きな玩具や遊具に( A )を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。・ 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、( B )などに気付く。・ ( C )の中で、様々な物に触れ、その( D )や仕組みに興味や関心を持つ。・ 季節により自然や( E )に変化のあることに気付く。
Q 74 : 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Gちゃん(1歳11 か月)の担当保育士は、排泄への対応について日々悩んでいる。今日も食事前のおむつ交換の時、大好きな自動車に乗っているGちゃんに、保育士が「Gちゃんおしっこ出たかな?見せてくれる?」とトイレに誘うと、Gちゃんはいつものように、「いやーだ!」とその自動車に乗ったまま保育士から離れていく。【設問】「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。
Q 75 : 次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の1「保育の計画」の一部として、不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A 施設長、保育士などすべての職員による適切な役割分担と協力体制を整えること。B 子どもが行う具体的な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、ルールや規範にのっとった活動を展開できるよう必要な援助を行うこと。C 子どもの主体的な活動を促すためには、保育士等が多様な関わりを持つことが重要であることを踏まえ、子どもの情緒の安定や発達に必要な豊かな体験が得られるよう援助すること。D 保育士等は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の過程を記録するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。E 一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、すべての子どもについて個別的な計画を作成しなければならない。
Q 76 : 次の文は、保育所における苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 保育所での苦情解決は、苦情解決担当者である市町村長の下に行う。B 保護者等の意向を受け止めながら、保育所の考えや保育の意図などを十分に説明するとともに、改善や努力の意思を表明する。C 苦情に関しての検討内容や解決までの経過を記録し、職員会議などで共通理解を図る。D 苦情解決とは、保育所の説明責任や評価とともに、保育の内容を継続的に見直し、改善し、保育の質の向上を図っていくための仕組みである。E 苦情に関しては、中立性と公正性を保つために第三者のみによる苦情処理委員会で解決を図る。
Q 77 : 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。・ 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び( A )や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。・ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第5章(健康及び安全)に示された事項を踏まえ、適切に対応すること。( B )等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。・ 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの( C )に応じ、保護者への支援に努めていくこと。・ 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの( D )や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。
Q 78 : 次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」の3「地域における子育て支援」の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、(中略)地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努める。B 施設長の判断により、地域の関係機関、団体等との積極的な連携及び協力を図る。C 子育て支援に関わる地域の人材の積極的な活用を図るよう努める。D 地域の要保護児童への対応など、地域の子どもをめぐる諸課題に対し、要保護児童対策地域協議会など関係機関等と連携、協力して取り組むよう努める。
Q 79 : 【事例】J君(5歳)がKちゃん(5歳)の乗っている一輪車を使いたいと何度も話したが、貸してくれないため、一輪車を無理矢理取ろうとしてもみあいになった。そばにいたLちゃん(6歳)が、中に入って2 人を引き離そうとしたところ、3人とも転んでLちゃんは足を怪我してしまった。保育所ではすぐにLちゃんの保護者に連絡をし、了承を得て病院で処置をしてもらい、その日は病院に迎えに来た保護者とともに直接帰宅した。「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の(4)「3歳以上児の保育に関わる配慮事項」に基づいた保育士が行う子どもへの対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A Kちゃんに対して、一輪車を貸さなかったことを注意する。B J君に対して、無理矢理取ろうとしたことが、Lちゃんの怪我につながったと話す。C どうすれば良かったのかを子ども達と一緒に考える。D Lちゃんが2人のもみあいを止めようとした気持ちを受け止める。E 子ども達を集めて、一輪車を使う順番は保育士が決めることを伝え、守るように指導する。
Q 80 : 【事例】J君(5歳)がKちゃん(5歳)の乗っている一輪車を使いたいと何度も話したが、貸してくれないため、一輪車を無理矢理取ろうとしてもみあいになった。そばにいたLちゃん(6歳)が、中に入って2 人を引き離そうとしたところ、3人とも転んでLちゃんは足を怪我してしまった。保育所ではすぐにLちゃんの保護者に連絡をし、了承を得て病院で処置をしてもらい、その日は病院に迎えに来た保護者とともに直接帰宅した。「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」に基づいた保育士が行うLちゃんの保護者への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A Lちゃんに怪我をさせたことを謝罪する。B このようなことが再発しないように、LちゃんがJ君やKちゃんと一緒にならないよう気を付けると伝える。C 翌日、元気に登園してきたので、保護者をこれ以上心配させないように、昨日の出来事について保育士からの説明はしない。D 保護者が安心するように、Lちゃんの保育所でのその後の様子を詳細に伝える。E 保護者からLちゃんの怪我の回復経過や家庭での様子について丁寧に聴く。
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開催別、分野別、苦手な問題などから独自の問題セットを作成することができ重要な項目を徹底的に勉強できます。復習用にカラー付箋(ふせん)を使用したり、間違い回数が多い問題だけを解けるのでスキマ時間に、いつでも、どこでも効率的な学習が可能です。成績機能も充実しており、解答率、正解率、分野ごとの分析されます。